米国の世界最大級の資源持株会社で産金会社ニューモントが同業の豪企業で産金量世界10位の
ニュークレスト・マイニング
を約294億豪ドル(約2兆6500億円)で買収する取引で両社は合意に近づいていることが明らかになった。
この事情に詳しい関係者がメディアの取材で公に話す権限がないとして匿名を条件に明らかにしたもの。
この買収が実現すれば、ニューモントの産金世界最大手の地位が確固たるものになる。
ニュークレスト・マイニングは資源メジャーであるBHP Billiton(BHPビリトン)とJVを結び、1990年に
Newmont Australia
とBHP Billitonの金部門であるBHP Goldの統合で設立された。
交渉は最終段階にあり、拘束力のある合意が早ければ数日中に発表される可能性がある。
ただ、土壇場で決裂する可能性もなおあると述べている。
ニュークレストは11日、ニューモントによる
デューデリジェンス(適正評価)の権利
を18日まで延長することで合意したと発表していた。