バイデン米大統領は14日、デラウェア州リホボスビーチで記者団に対し、マッカーシー下院議長(共和)ら議会指導者と16日に米国のデフォルトを回避するため、連邦債務上限問題を巡り会談する見通しだと述べた。
この事情に詳しい関係者1人は、同日の会談開催が見込まれているものの、まだ確定はしておらず変更の可能性もあると話した。
なお、交渉の条件について大統領は口を閉ざしたままだが、妥結は可能との認識を表明した。
また、「私は生来の楽天家であり、引き続き楽観している。ただ、われわれと同様、相手側も合意に達することを望んでいると考えられ、それは可能だと思う」と記者団に語った。
9日のホワイトハウスでの会談に続く再会談は当初12日に予定されていた。
スタッフレベルの協議が続いていることを理由に今週に延期された。
スタッフレベルの協議が続いていることを理由に今週に延期された。
バイデン大統領は広島で開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)や、シドニーで開かれる日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」首脳会議などに出席するため、17日にワシントンを出発する予定であり、大統領は14日、引き続きそうする計画だと発言した。
マッカーシー議長は、共和党が債務上限の引き上げないし適用停止などに応じる条件として
歳出削減 など
を要求した。
バイデン大統領はこれに対し、同党が交渉で有利な立場を確保しようと、デフォルトを招きかねないリスクを冒していると批判している。
歳出削減 など
を要求した。
バイデン大統領はこれに対し、同党が交渉で有利な立場を確保しようと、デフォルトを招きかねないリスクを冒していると批判している。
持続的な高インフレや地銀危機、リセッションの可能性など難問山積の大統領にとって、デフォルトのリスクが加わることで、2024年大統領選での再選の期待にも水を差す恐れがある。