2023年05月18日

サウジ政府系ファンドがゴールドマンやポイント72から人材を採用


 サウジアラビアの政府系ファンド(SWF)
   パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)
の米部門USSAインターナショナルは、拡大する米国投資ポートフォリオの運用を強化する。
目的からウォール街の金融機関や著名ヘッジファンドから人材を採用していることがリンクトインの情報で分かった。

 1月にヘッジファンド会社ポイント72アセット・マネジメントに約13年間在籍した元幹部
   ジェーソン・チャン氏
をニューヨーク事務所の責任者として採用した。 
 また、同月には、投資運用会社ベイリー・ギフォードから
   メレディス・ウッド・ドハーティ氏
がコンプライアンス(法令順守)およびガバナンス(企業統治)責任者として入社している。
 
 ゴールドマン・サックス・グループ出身のマーク・クランリー、ベサ・ヘリン両氏はシニアエコノミストとリスク責任者として採用された。
  
 PIFは昨年、USSAインターナショナルをニューヨークに開設、投資調査や法務、コンプライアンス、チーフ・オブ・スタッフなどの役割で約50人を採用する計画だとこれまでにブルームバーグが報じていた。

 米国株約350億ドル(約4兆7500億円)相当を保有しており、株式トレーディングチームも構築する計画という。

 グローバルSWFのデータによると、PIFの米国投資は2022年に108億ドルと前年の7億ドルから急拡大している。
 データによれば今年は約49億ドルを米資産に投じた。

  
    
posted by manekineco at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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