2023年05月21日

アラブ連盟首脳会議出席でサウジに立ち寄った後、フランス機で来日


 ウクライナのゼレンスキー大統領は、主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)に参加するため、広島を訪れた。

 最高レベルの機密事項であり、行程を明らかにする必要もないもので、非公開情報を理由に関係者が匿名でメディア取材で語ったところでは、ゼレンスキー氏はアラブ連盟首脳会議出席のためサウジアラビアに立ち寄った後、米軍用機で日本に向かったという。
 
 アラビーヤTVによると、同氏はポーランドからフランス機ですでにジッダ入りした。

 G7広島サミットでは、ゼレンスキー大統領のスケジュールに合わせてウクライナに関するセッションが21日に予定されている。
 
 機密のため、オンライン形式での参加になると日本政府の当局者はこれまでメディアに対しては説明していた。 
 
 ロシアのプーチン大統領が、侵攻したウクライナで核兵器を使用するとの威嚇を繰り返す状況を考えると、78年前に世界で初めて原子爆弾が投下された被爆地・広島をウクライナの大統領が訪問することは、とりわけ象徴的な意味を持つ。

 今回のサミットでは、ロシアのウクライナ侵攻への追加対応も協議する。

 軍事を整えるための資金となっているロシア産ダイヤの監視・追跡に向けた協力で、G7首脳が合意する見通しだと米国メディアなどが伝ええいる。
  ただ、ベルギーのユダヤの権益の一部でもあるロシア産ダイヤ取引の全面禁止には至らない見込み。

 一連の制裁にロシアの成長を妨げる一定の効果はあるものの、G7以外の国を経由する商品とエネルギーの迂回輸出がロシア経済を支えている状況であり効果は限定的だ。

 ゼレンスキー大統領は週末を挟んでG7メンバーであるイタリアやドイツ、フランス、英国を相次いで訪問し、ドイツからは巨額の追加兵器支援を取り付けた。

 スナク英首相は、ウクライナによる西側製戦闘機の調達を支援する国際的な連合構築を後押しする姿勢を示すが、具体化した計画は明らかにはなっっていない。

 ウクライナは、侵攻の初期段階から高性能戦闘機の供与を求めてきた。
 欧米政府はロシアとの緊張がエスカレートするリスクを懸念し、この要請に難色を示してきた。
 バイデン大統領が米国の戦闘機提供の承認に踏み切るかどうかはなお見通せない。

   
posted by manekineco at 06:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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