2023年09月01日

UBSがクレディS投資銀の買収で記録的利益を確保、クレディS投資銀の3分の2は閉鎖


 スイスの銀行UBSグループは同業のクレディ・スイス・グループを緊急買収したことにより、4−6月(第2四半期)に銀行業界で過去最大の四半期利益を計上した。
 
 国内での3000人削減の計画や100億ドル(約1兆4600億円)超のコスト削減など6月に完了した買収後の事業統合について主要な目標も明らかにした。

 会計上の利益290億ドルは、UBSがクレディ・スイスに支払った買収代金と、クレディ・スイスのバランスシートの価値との差額によるもの。 
 
 また、クレディ・スイスの国内事業を来年までに完全に吸収する計画でクレディ・スイスのブランドは2025年までに廃止するという見方が主流。


 セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は世界の金融業界における過去最大級の合併で事業統合に取り組んでいる。
 5兆ドル余りに膨らんだ顧客資産で広がる機会を生かすとともに、クレディ・スイスの失敗したビジネスモデルから引き継がれたリスクに対処しているところだ。

 クレディ・スイスは破綻の瀬戸際に追い詰められた後UBSに緊急買収され、167年の歴史の幕を閉じた。

 エルモッティ氏は31日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「ノスタルジアを感じている余裕はない」と述べ、「戦略を実行しており、非常にうまく進展している」と語った。

 具体的な人員削減計画としてエルモッティ氏は、スイス事業統合で重複が出る結果として国内で約1000人を削減することを明らかにした。
 さらに、2000人を減らす見通しだという。

 スイス事業の完全統合計画についてブルームバーグ・ニュースが今月報じていた。

 世界全体ではさらに膨大な雇用が失われる見込みだが、エルモッティ氏は人員削減の総数には触れなかったがクレディ・スイス買収でUBSの人員数は約12万人に膨れ上がっており、最終的には約30%を削減する意向にある。
 
  
ひとこと
 
 ロスチャイルド由来の国際資本の一角であり、視点を変えれば単なる資本の組み合わせが変わったに過ぎない。
 

  
posted by manekineco at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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