ニューヨーク金先物相場は米雇用に関するデータが力強い数字となったのを受け、米金融当局が政策金利を高い水準で維持するとの見方が強まったため、小幅ながら3日続落して引けた。
米国経済における労働市場は緩やかに軟化しつつあるが、景気を支える極めて重要な要素だ。
オックスフォード・エコノミクスの
ナンシー・バンデン・ホーテン氏
は顧客向けリポートで「この先の利上げを見送るためには、雇用の伸びがもっと緩やかになる必要がある」と指摘した。
オックスフォード・エコノミクスの
ナンシー・バンデン・ホーテン氏
は顧客向けリポートで「この先の利上げを見送るためには、雇用の伸びがもっと緩やかになる必要がある」と指摘した。
金利上昇は通常、金相場にとっては逆風となる傾向が強い。
金スポット価格は8月、1オンス=1900ドルを割り込んで推移したこともあった。
ただ、市場予想を下回る経済指標を受けて米利上げ休止の可能性が意識される中で持ち直しつつあった。
金スポット価格は8月、1オンス=1900ドルを割り込んで推移したこともあった。
ただ、市場予想を下回る経済指標を受けて米利上げ休止の可能性が意識される中で持ち直しつつあった。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は
1942.50ドル
と1.70ドル(0.1%)安で終えた。