北朝鮮の建国75年を祝う軍事パレードが8日、平壌で行われ、金正恩総書記が娘とともに出席した。
この軍事パレードには中国の劉国中副首相を団長とする代表団が招かれ、金総書記と面談した。
ただ、中国の訪問序列を考えれば、訪問した劉国中副首相は中央委員会の6人いる常務委員ではなく、17人いる委員の5番目にあたる。
これまで訪問した中国政府の政治家の序列から言えばあまり高いため、北朝鮮の動きに対してを寛を示した可能性もある。
また、金総書記はウラジオストクで10−13日に開かれる東方経済フォーラムに合わせてプーチン大統領と会談すると見込まれている。
中国代表団のパレードへの出席により、中国の
習近平国家主席
は金総書記のロシア訪問前に意見交換できた可能性があるが、中国の姿勢から言えば牽制している可能性が高い。
ひとこと
中国にとって、北朝鮮は隣国であり、意のままに動く政権が必要であり、意に沿わない金正恩に対し寝首をかく動きが出る可能性もある。
そもそも、北朝鮮が核兵器を保有し目的地まで飛ばせれば、中国の北京も射程範囲となり、冒険的な動きが出る可能性がより高まるだろう。
砲撃戦で韓国のソウルを火の海に出来るが、北京は無理な話。