ヘッジファンド運営会社ヘイマン・キャピタルの創業者でサブプライム危機を予見した
カイル・バス氏
は11日、ブルームバーグTVとのインタビューで米国では職場環境の変化や金利上昇などでオフィス不動産市場に痛みが生じており、米国の銀行はいずれオフィス市場で2000億−2500億ドル(約29兆3000億−36兆6000億円)の損失を被る恐れがあるとの見方を示した。
カイル・バス氏
は11日、ブルームバーグTVとのインタビューで米国では職場環境の変化や金利上昇などでオフィス不動産市場に痛みが生じており、米国の銀行はいずれオフィス市場で2000億−2500億ドル(約29兆3000億−36兆6000億円)の損失を被る恐れがあるとの見方を示した。
バス氏は商業用不動産市場のうち、産業用不動産や集合住宅は堅調を維持するが、損失を計上する主なセクターがオフィスになると指摘した。
また、米経済については「今後6−8カ月の間に賃金を巡って厄介な状況に陥り、景気は下降線をたどるだろう」と続けた。
また、米経済については「今後6−8カ月の間に賃金を巡って厄介な状況に陥り、景気は下降線をたどるだろう」と続けた。
同氏は10年余り前、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン危機を読んだ投資で成功を収めて有名になった。