2023年10月09日

フリーマネーから利回り5%に市場が変化?「リスキーな時代」に戻ってきた。


 米国連邦準備制度の政策金利はゼロで、欧州やアジアの中央銀行は金融危機の後や新型コロナウイルスのパンデミック期を通じて経済成長を刺激するためにマイナス金利を実施してきた。

 だが、米30年国債利回りはここへ来て2007年以来の5%を突破してきた。

 国債の重要性は、なぜ債券市場の動きが現実世界にとって重要なのかを説明するのに寄与するものだ。
 国債利回りは基本的にリスクのない金利で、他の投資は全て国債をベンチマークとしている。
 
 国債利回りが上昇すれば、それはより広い市場に波及し、自動車ローンから当座繰り越し、企業買収の資金調達コストに至るあらゆるものに影響を及ぼすことになる。

 投資環境の社会には巨額の借り入れがもともと存在している。
 
 国際金融協会(IIF)によると、世界の債務残高は23年1−6月に
   過去最高の307兆ドル(約4京5700兆円)
に達した。

 金利上昇は、各国政府が借金をする際に出費がより多くかさむことを意味するが、視点を変えればインフレを行い借金の価値を低下させる目論見や経済破綻でも同様の貨幣価値を消し去る事ができる。
 
 今年8月までの11カ月間、米国債の利払いは総額8080億ドルと、前年水準から約1300億ドル増加した。

 金利上昇が長期化すればするほど、利払いは増え続ける結果、政府はさらに借り入れを増やすか、何らかの支出を減らすかという選択に追い込まれる。
 
 
ひとこと
 
 米国債券が紙くず化するリスクは高まっており、為替介入で米国債券や米ドルを多量に保有している日本は早急にリスク低下させるため、市場で売却し、異次元の金入制作なとという愚策は放棄すべきだろう。


posted by manekineco at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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