2023年10月16日

週明けはドルや円、スイスフランなど安全通貨の動きに注目が集まるが動きは様子見


 世界の金融市場でトレーダーは
   相場の乱高下
に身構えている。中東での紛争継続で
   逃避先資産
への需要は高まっており、投資家は
   世界的な金利見通しの再考
も余儀なくされているが、円は蚊帳の外だ。

 外国為替市場では、伝統的に安全通貨とみなされる米ドルや日本円、スイスフランの動きに注目が集まりそうだが、日銀の異次元の金融政策継続では今のところは意識の端に挙がることすら難しい。
 
 また、豪ドルなどリスクに敏感な通貨は再び売り圧力にさらされる可能性があるとの見方もあるが逆の動きも予想され綱引きで大きく値が振れる可能性もある。
 金相場は13日、3月以来の大幅上昇を演じ、1オンス当たり1900ドルを回復した。

 市場参加者は原油価格と前週に荒い値動きとなった米国債相場にも注目するため、日本は保有する米国債券を売り逃げる好機とみられ、日銀の尻の重さで対応の遅れに注目だ。

 イスラエルはパレスチナ自治区ガザでの「大規模な地上作戦」を準備していることを明らかにしているが、一方では米国政府が、ここ数日にイランと非公式ルートで協議を実施し、イスラエルでの戦闘をエスカレートさせないよう警告している。
 
 ブリンケン米国務長官は16日にイスラエルを再び訪問し、同国高官とさらなる協議を実施する予定するも、これまでのイスラエル政府の対応から見れば無駄足になりかねない。

 中東で紛争が拡大すれば世界的なリセッションにつながる恐れがあり、投資家の間には、米金融当局の利上げを巡る思惑や、米議会が政府閉鎖を回避できるのかについての懸念などで大きなてこ作用が生じかねない。

   
posted by manekineco at 07:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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