9月の米個人消費支出(PCE)統計では、食品とエネルギーを除くコアベースでの価格指数の伸びが前月比+0.3%と加速した。なお、8月は0.1%上昇だった。
ここ4カ月で最大の伸びを示した。
また、個人支出も増加ベースが加速しており、向こう数カ月における追加利上げの可能性が残された格好だ。
ここ4カ月で最大の伸びを示した。
また、個人支出も増加ベースが加速しており、向こう数カ月における追加利上げの可能性が残された格好だ。
PCE総合価格指数は前月比0.4%上昇と、市場予想(0.3%上昇)を上回る伸びとなった。
エネルギーの値上がりが影響した。
家計の底堅い需要とインフレ加速を受け、10−12月(第4四半期)に入る時点で経済に勢いがあったことが浮き彫りとなった。
エコノミストは総じて個人消費が向こう数カ月に減速すると見込んでいる。
この一方で、金融当局はこれまで、力強いデータが示された場合は引き締めを継続する可能性があると説明しているが、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では政策金利が据え置かれると、市場では広く見込まれている。
エコノミストは総じて個人消費が向こう数カ月に減速すると見込んでいる。
この一方で、金融当局はこれまで、力強いデータが示された場合は引き締めを継続する可能性があると説明しているが、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では政策金利が据え置かれると、市場では広く見込まれている。
米金融当局が注目するサービス業の価格指数は前月比0.5%上昇と、1月以来の大幅な伸びとなった。
住宅とエネルギーを除くサービス業の価格指数は前月比0.4%上昇と、前月(0.1%上昇)から伸びが加速した。
住宅とエネルギーを除くサービス業の価格指数は前月比0.4%上昇と、前月(0.1%上昇)から伸びが加速した。
個人消費支出では財とサービスが共に増加。自動車や処方薬、国外への旅行などが伸びた。
賃金・給与は0.4%増加した。
一方で実質可処分所得は減少し、これで3カ月連続のマイナスとなった。
こうしたことから、消費者は支出のため貯蓄を取り崩している状況となっている。
一方で実質可処分所得は減少し、これで3カ月連続のマイナスとなった。
こうしたことから、消費者は支出のため貯蓄を取り崩している状況となっている。
貯蓄率は3.4%に下げ、今年最低。こうした状況は、米消費者が年末まで現在の支出ペースを継続できないのではないかとの懸念を生じさせる。