2024年01月12日

カーニバル・コーポレーション 世界最大のクルーズ船運行会社

カーニバル(Carnival Corporation./Carnival plc)
 世界最大のクルーズ客船の運航会社で、マイアミとロンドンに本社を置く二元上場会社である。
 同社の傘下には10のクルーズブランドを抱えている。

 これまで業績不振に陥った会社を次々に傘下に収め、現在の地位を築いた。

 カーニバル社は2007年、ウィンドスターをアンバサダーインターナショナルクルーズグループに、スワン ヘレニックをロード スターリング社に売却した。

主な船舶
・クイーン・メリー2
2010年現在、史上最後に建造された大陸間航路客船(オーシャン・ライナー)としての機能を持つ客船で、かつオーシャン・ライナーとして史上最大でもある。キュナード。
・クイーン・エリザベス2
1969年、大陸間航路に就航。2009年に引退。キュナード。
・カーニバル・デスティニー
史上初の100,000総t以上の客船。カーニバルクルーズライン。
・ダイヤモンド・プリンセス・サファイア・プリンセス
 2005年2月、5月就航した。
 三菱重工長崎造船所での建造中に火災に見舞われたが、努力により困難を乗り越え、就航を果たした。プリンセス・クルーズ。
・カーニバル・ブリーズ (総トン数 130,000トン)
・カーニバル・コンクエスト (総トン数 110,239トン)
・カーニバル・ディスティニー (総トン数 101,353トン)
・カーニバル・ドリーム (総トン数 128,251トン)
・カーニバル・エクスタシー (総トン数 70,526トン)
・カーニバル・イレーション (総トン数 70,390トン)
・カーニバル・ファンタジー (総トン数 70,367トン)
・カーニバル・ファッツネーション (総トン数 70,538トン)
・カーニバル・フリーダム (総トン数 110,320トン)
・カーニバル・グローリー (総トン数 110,239トン)
・カーニバル・イマジネーション (総トン数 70,367トン)
・カーニバル・インスピレーション (総トン数 70,367トン)
・カーニバル・レジェンド (総トン数 85,942トン)
・カーニバル・リバティ (総トン数 110,320トン)
・カーニバル・マジック (総トン数 128,048トン)
・カーニバル・ミラクル (総トン数 85,942トン)
・カーニバル・パラダイス (総トン数 70,390トン)
・カーニバル・プライド (総トン数 85,920トン)
・カーニバル・センセーション (総トン数 70,538トン)
・カーニバル・スピリット (総トン数 85,920トン)
・カーニバル・スプレンダー (総トン数 113,323トン)
・カーニバル・トライアンフ (総トン数 101,509トン)
・カーニバルヴァラー・ (総トン数 110,239トン)
・カーニバル・ビクトリー (総トン数 101,509トン)
・マルディグラ (総トン数 180,000トン)
 
傘下のクルーズブランド
・カーニバルクルーズライン
・コスタ・クルーズ
・P&Oクルーズ オーストラリア
・プリンセス・クルーズ
・ホーランド・アメリカライン
・アイーダ・クルーズ
・キュナード・ライン
・シーボーン・クルーズ・ライン
・ファソム
 
 2017年、アメリカの裁判所から
   廃油を含む汚水を不法投棄した行為
で4,000万ドルの罰金(執行猶予5年)命じられた。
 しかし、プリンセス・クルーズは執行猶予中にも関わらずバハマ海などでゴミの不法投棄を継続しており問題化した。

 2019年、裁判所から改めて不法投棄や環境破壊に対して2000万ドルの罰金に加え、査察の受け入れを要求されている。
 今後、会社側は環境面でのコンプライアンスの遵守や、使い捨てプラスチックの使用量の削減を行うことになり、これら条件を破った場合、1日あたり100万ドルから1000万ドルの追加の罰金が科されることになった。
 裁判官は会社が今後も態度を改めない場合は、カーニバルコーポレーション傘下のクルーズ船をアメリカの港から締め出すと宣告している。
    
     
posted by manekineco at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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