豪ウエストパック銀行の金融市場戦略責任者
マーティン・ウェットン氏は日本の「ブレーク・イーブン・インフレ率の上昇は恐らくエネルギー価格の高騰と円安によるものだろう」と指摘した。
インフレ期待の高まりは既に債券価格に反映されているものの、インフレが収まらなければ、「短期的には名目金利の上昇リスクが依然としてある」と続けた。
ひとこと
インフレと言うよりもスタグフレーションを引き起こしかねない円安は過去とは異なることに意識が行っていない愚かさが日銀の思考にある。
過去何度も繰り返されたインフレなどにおいては、企業が資金ではなくモノ(原料等)を保有して、保有資産の価値の上昇でインフレ時に生じるデメリットを打ち消してきたが、バブル崩壊後の減量経営で保有資産の蓄積が消えてしまった企業が多く、同じ轍を踏むことにはならない可能性が高い。
石油ショックなどを考えれば明らかだ。愚かにも輸入物価の波及での物の価値の統計自体が、モノの量を減らし、価格上昇に耐えている企業の実態を思考の中にすら入れずに単に物価のみで数値変化を見ている結果だ。
マーティン・ウェットン氏は日本の「ブレーク・イーブン・インフレ率の上昇は恐らくエネルギー価格の高騰と円安によるものだろう」と指摘した。
インフレ期待の高まりは既に債券価格に反映されているものの、インフレが収まらなければ、「短期的には名目金利の上昇リスクが依然としてある」と続けた。
ひとこと
インフレと言うよりもスタグフレーションを引き起こしかねない円安は過去とは異なることに意識が行っていない愚かさが日銀の思考にある。
過去何度も繰り返されたインフレなどにおいては、企業が資金ではなくモノ(原料等)を保有して、保有資産の価値の上昇でインフレ時に生じるデメリットを打ち消してきたが、バブル崩壊後の減量経営で保有資産の蓄積が消えてしまった企業が多く、同じ轍を踏むことにはならない可能性が高い。
石油ショックなどを考えれば明らかだ。愚かにも輸入物価の波及での物の価値の統計自体が、モノの量を減らし、価格上昇に耐えている企業の実態を思考の中にすら入れずに単に物価のみで数値変化を見ている結果だ。