D1・キャピタル・パートナーズ(D1 Capital Partners) ニューヨーク市に拠点を置く米国の投資会社

D1・キャピタル・パートナーズ

　　　　　　　　　(D1 Capital Partners)
　米国ニューヨーク市に拠点を置く米国の投資会社で世界中の公開市場と非公開市場の両方に投資している。

　運用資産　240億米ドル(2022年) 

　就業者数　65人 (2022年)
　

　ノースカロライナ州シャーロット市に本拠を置く北米プロバスケットボール協会(NBA)のチーム

　　　シャーロット ホーネッツ

の少数株主である

　　　ダニエル サンドハイム

によって 2018年7月に設立された。

　社名の「D1」は「Day One」の略で、Amazon.com, Inc.の

　　　ジェフ・ベゾス

が支持した概念であり、Amazon の 1997年の株主への手紙で詳述されている。

　バイキング・グローバル・インベスターズの最高投資責任者であったサンドハイムは、D1・キャピタル・パートナーズ社を設立するために5 億ドル以上の私財を投じた。

　D1キャピタル・パートナーズは、

　　　タイガー・カブ・ファンド

からスピンアウトした会社でもあるため、通常は他のタイガー・カブ・ファンドとグループ化されて扱われることが多い。

　同社は当初 30億ドルの資本を運用していましたが、2020 年末までに 200 億ドルに増加した。

　この間の年率リターンは 30%近くになった。

　D1 は 2020年に 60%の収益を上げている。

　2021年1月、同社は

　　　GameStop

の空売りにより 40 億ドル (資本の 20%) を失った。

　その後、2021年4月の時点で、D1 は1月の損失の約 90%を取り戻している。

　2021年6月、同社はフロリダ州マイアミに別のオフィスを開設するための 10 年間のリース契約を締結した。

　2022年5月、同ファンドは年初から価値の23％を失い、公開株式戦略も44％下落したと報告された。

　
　D1 Capital Partners は、消費者、ビジネス サービス、金融サービス、ヘルスケア、産業、不動産、テクノロジー、メディア、通信分野の企業に焦点を当てた資産運用を行っている。

　公開市場に関しては、D1は公開株式および株式デリバティブや転換社債などのその他の関連証券に投資している。

　中長期的なリターンに重点を置いたグローバルなロング/ショート株式戦略を採用している。

　また、プライベート市場に関しては、同社は主に企業のさらなる拡大を支援するため

　　　企業の後期段階の非支配株

を取得することに重点を置いている。

　注目すべき民間投資には、Robinhood、GitLab、Instacart、DriveNetsなどがある。