英資源・鉱業会社アングロ・アメリカンの買収案はアングロの価値を約390億ドル(約6兆1000億円)と評価していたが、アングロの取締役会は企業価値と将来性を「著しく過小評価」していると判断し、全会一致で拒否すると決めた。
アングロのスチュアート・ チェンバース会長は「BHPの提案は日和見主義的であり、アングロの将来性を評価していない。提案されたストラクチャーは非常に魅力に乏しく、かなりの不確実性と実行リスクを生み、アングロと株主、他の利害関係者がそれをほぼ全て負うことになる」と主張した。
全て株式交換で行うBHPの買収の申し出は、それに先立ち、アングロが南アフリカの白金および鉄鉱石部門の支配株主持ち分をまずスピンオフすることを求めている。BHPによると、拘束力のない買収案の提示額は1株約25.08ポンド。
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