2024年06月28日

アーサー・ディ・リトル(Arthur D. Little) ボストンで設立された、世界最古の経営戦略コンサルティング会社

      (Arthur D. Little)
 1886年、マサチューセッツ工科大学の科学者で、酢酸塩の発見者でもある
によってボストンで設立された、世界最古の経営戦略コンサルティング会社
 「“Side-by-Side”、常に顧客とともにあること」をコンセプトとして、クライアントの“腹に落ちる”成果を出すことを目標としている。
 かつてはボストン・コンサルティング・グループ創設者の
   ブルース・ヘンダーソン
が所属していた。

 具体的には技術をコアコンピタンスに掲げる企業に対する全社戦略・事業戦略や技術経営(MOT)を中心とした事業を行っており、具体的には TIME(TELECOMMUNICATION, INFORMATION, MEDIA & ELECTRONICS), Auto, Energy & Utilities, Chemicals, Consumer Goods and Retail, Healthcare , Manufacturing, Private Equity, Public Services, Travel & Transportationなどのクライアントに対してコンサルティング活動を行っている。
 主な戦略系コンサルティング会社の競合として
   ボストン・コンサルティング・グループ
   ベイン・アンド・カンパニー
   A.T.カーニー、ローランド・ベルガー
が挙げられることが多い。

 マサチューセッツ工科大学(MIT)の化学者であったアーサー・デホン・リトル博士は、当時
   リッチモンド製紙
に勤めていたバーモント大学出身の
   ロジャー・B・グリフィン博士
と共に、MIT内にリトル&グリフィン社を1886年に設立した。
 リトル&グリフィンは論文「製紙の化学」執筆に取り組んでいた。
   ゼネラルモーターズ
の最初の研究開発センターの設立を支援した。
 これがアーサー・ディ・リトルの経営コンサルティング部門の設立につながったと同時に、経営コンサルティング業界が誕生した瞬間であったといわれている。
 1917年、マサチューセッツ州ケンブリッジ、MIT新キャンパスの隣にアーサー・ディ・リトル・ビルディングを建築しそこへ移転した。
 この建物は1976年にアメリカ合衆国国家歴史登録財に登録されている。

    
posted by manekineco at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | よもやまばなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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