2024年06月29日

ウォルグリーン株が急落、業績見通しを引き下げたうえ、店舗閉鎖も発表

 ドラッグストアチェーンの米
   ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス
の経営陣は27日、店舗閉鎖に加えて、さらなる組織変更を実施することも明らかにした。
 なお、追加の人員削減については明示していない。
 
 小売業が厳しい情勢にある中、同社では過去数年にわたって幹部の入れ替わりが激しく、不安定な状況に見舞われており、小売り環境の悪化を理由に業績ガイダンスを引き下げた。
 大規模な店舗閉鎖の計画も発表し、事業の立て直しを図っている。

 同日の米株式市場でウォルグリーンの株価は一時21%安。1997年以来の安値を付けた。

 ティム・ウェントワース最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会見で、店舗閉鎖は今後3年間に行われると説明。閉鎖の総数については最終決定されていないと述べた。

 ウォルグリーンは通期の調整後利益見通しを1株当たり2.80−2.95ドルに下方修正した。
 前四半期にもガイダンスの上限を引き下げていた。
 3−5月(第3四半期)の調整後利益は1株当たり63セントと、アナリスト予想の68セントを下回った。

 投資家との電話会見に先立ち、プレゼンテーション資料を公表し、最近の向かい風は来年度も続くとの見通しも示した。

 同社はロズ・ブルーワー元CEOの短い在任期間中に、株価が半減している。
 昨年に就任したウェントワース氏の下、キャッシュフロー増加とヘルスケア分野での成長拡大を目指し、事業の見直しに着手した。

   
posted by manekineco at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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