三菱UFJ銀行グローバルマーケットリサーチのチーフアナリスト
井野鉄兵氏
は財務省が発表した6月27日−7月29日の為替介入額が5兆5348億円だったことについて「金額以上のインパクトはあった」と指摘した。
井野鉄兵氏
は財務省が発表した6月27日−7月29日の為替介入額が5兆5348億円だったことについて「金額以上のインパクトはあった」と指摘した。
「戦略を変えてきたことで、財務省が介入に動くことに対する警戒心を植え付けることになったはず」と述べた。財務官が神田真人氏(31日付で退任)から三村淳氏に代わっても、それは変わらないとみていると続けた。
なお、日本の通貨当局は介入の有無を明言せず「ノーコメント」を貫いていた。
11日夜には当時の神田財務官が記者団に対し、足元の為替の動きは「投機が支配しているマーケットになっていると言われている」と指摘した。
輸入物価が主に為替要因で押し上げられる中、「円安の国民に対する悪影響は決して無視できない」と述べていた。
11日夜には当時の神田財務官が記者団に対し、足元の為替の動きは「投機が支配しているマーケットになっていると言われている」と指摘した。
輸入物価が主に為替要因で押し上げられる中、「円安の国民に対する悪影響は決して無視できない」と述べていた。
政府・日銀は4−5月に月次ベースで過去最大となる総額9兆7885億円の介入を実施したが米国のクレームを懸念してか、介入規模が小さすぎ、円安の勢いは衰えないまま円が売られ、3日の海外時間には一時161円95銭と1986年以来、38年ぶりの安値を更新していた。
ひとこと
金額以上のインパクトはあったとは言えるかどうか...