2024年08月09日

農業問題が日本にはネックとなりかねない

 トランプ氏は今週、選挙戦にほとんど姿を見せず、次のイベントは共和党の牙城であるモンタナ州で9日に行われる集会であるため、ワルツ氏とバンス氏にスポットライトが当たっている。

 バンス氏は、子供のいない女性を侮辱した過去の発言で批判を浴びるなどの序盤でのつまずきを取り返そうとしている。
 一方、ワルツ氏にとってこの1週間は、有権者に自分を知ってもらう重要な機会となる。

 ワルツ氏はすでにトランプ、バンス両氏に対する批判を先鋭化させており、「ドナルド・トランプはあなたやあなたの家族のためにならない。その伴走者は、同じ危険で後進的な信念の持ち主だ」とウィスコンシン州で語った。

 ハリス陣営にとって、多くのブルーカラー労働者から反発を買ったバイデン政権の経済政策に対する否定的な認識を覆す上でワルツ氏は極めて重要な存在となる。

 同氏はウィスコンシン州での集会で、トランプ氏は米経済と国民の財布にとって最悪だと警告。「もしトランプ氏がホワイトハウスに戻れば、4年前よりはるかに悪くなるだろう」と述べ、困った時に人々を守るセーフティーネットが破壊されると訴えた。

 今週の選挙戦は、投票当日まで3カ月間の短距離走の始まり。
 民主党の新たな旗手としてハリス氏が参戦したことで、トランプ氏の世論調査でのリードと資金面での優位が帳消しになった。

 6日に発表されたNPR/PBS/マリストの世論調査によると、ハリス氏がトランプ氏を51%対48%でリードしている。

 ハリス陣営は7日、ワルツ氏を副大統領候補に起用してからの24時間で3600万ドル(約53億円)の資金が集まったと明らかにした。

 ウィスコンシン州でのイベントは野外で行われ、お祭りムードが漂い、民主党支持者の新たな候補者への熱狂ぶりを浮き彫りにした。
 トランプ氏が得意とする集会のような雰囲気だったとメディアが伝えた。

 デトロイトでのイベントでは、エアフォース2が格納庫まで地上走行し、集会参加者はハリス氏とワルツ氏が降りてくるのを見守った。主催者側によると、このイベントには1万5000人が集まった。

 ハリス氏はバイデン政権のイスラエル支持に対する抗議に直面した。
 スピーチが2度にわたってさえぎられたものの「ドナルド・トランプに勝ってほしいならそう言いなさい。そうでないならば、私の話を聞きなさい」と相手を黙らせた。

 デトロイトのイベントには全米自動車労働組合(UAW)のフェイン委員長も参加した。
 トランプ氏を「億万長者層に買収され、金をもらっている」と非難し、バンス氏を「ハゲタカ」と呼んだ。

 労組の多くの著名なリーダーがハリス氏を支持する一方で、トランプ氏は一般組合員の間で支持を集めている。
   
   
posted by manekineco at 08:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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