2024年08月14日

マスク氏がXで対談したトランプ前大統領が連邦支出削減への関与に意欲

 米国の実業家イーロン・マスク氏は12日、11月の米大統領選で返り咲きを目指すトランプ前大統領と対談し、第2次トランプ政権が実現した場合の自らの役割を売り込んだ。
 それ以外では、トランプ氏が選挙集会で定期的に触れる内容が対談で繰り返されただけだ。

 マスク、トランプ両氏によるソーシャルメディア「X(旧ツイッター)」での対談は予定から約40分遅れで始まり、2時間以上続いた。

 今回のイベント開始の遅れはマスク氏のソーシャルメディアサイトにとって決まりの悪い打撃となり、民主党大統領候補であるハリス副大統領の勢いを抑え込むのに苦戦するトランプ氏には新たなつまずきとなったと見られている。

 マスク氏は証拠を示さずに
   サイバー攻撃
で今回の遅れが生じたと非難したうえ、対談が始まった際、トランプ氏に反対する人々に責任があると責任転嫁とも見られる発言をおこな示唆した。

 Xによれば、最大130万人のリスナーが集まったため、トランプ氏側は今回の遅れを対談への関心の表れと解釈しようとした。 
 
 マスク氏は税金が効果的に使われるようにするため、政府委員会の設置を呼びかけた上で、こうした取り組みに自身も加えるよう提案した。
 「そのような委員会に喜んで協力したい。それが設立されるなら、ぜひそうしたい」と続けた。

 トランプ前大統領はこのアイデアを称賛し、マスク氏を「最も偉大なカッター(削減者)」と応じたが、それ以外の点では、今回のイベントは世界一の富豪であるマスク氏が司会を務める形を取った、ある意味でオンラインのトランプ氏集会の様相という

 テスラやスペースXの最高経営責任者(CEO)を務めるマスク氏は先月、今回の大統領選でトランプ前大統領を支持し、同氏が政治の舞台で存在感を示すため、右派の主張や候補者を公然と受け入れるようになった変化の一端を示した。

 マスク氏は、政府と大型契約を誇る企業を擁し、ワシントンですでに大きな存在感を示しており、トランプ氏が大統領に返り咲いた場合、さらに大きなプレーヤーとなる構えだ。
 トランプ氏との距離を縮め、中国で主要生産設備を保有している電気自動車(EV)や暗号資産(仮想通貨)の政策について前大統領に助言しており、かつてはののしり合っていた険悪な関係が一変している。

 EVに長らく批判的だったトランプ氏はテスラを称賛し、同社車を「信じられないほど素晴らしい」と評価した。
 マスク氏の前大統領に対する影響力の高まりが浮き彫りとなった。
 トランプ氏はさらにマスク氏の知性をたたえ、「あなたは間違いなく創造力に富むマインドを持っている。あなたと私はロケットやトンネル、電気自動車について話すことができる」と、マスク氏の多くの事業に言及した。
  
   
ひとこと
 税金問題はトランプ氏の経営する不動産業からの報酬等がそもそも明らかにもなっていないようであり、問題視されているのだが...
    
  
posted by manekineco at 08:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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