米国はイランによるイスラエル攻撃の可能性がさらに高まっており、週内にも実行される恐れがあるとみていると複数の米当局者が述べた。
米国の同盟国の指導者らが全面戦争の回避に努める中、米国防総省は中東への軍の展開を強化している。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は12日、記者団に対し、米国と同盟国は「重大な攻撃の可能性に備えなければならない」と発言した。
イランとその代理勢力による「攻撃の可能性がますます高まっている」とイスラエルはみており、「われわれもその懸念を共有している」と続けた。
イランとその代理勢力による「攻撃の可能性がますます高まっている」とイスラエルはみており、「われわれもその懸念を共有している」と続けた。
カービー氏の発言は、攻撃がいつ起きてもおかしくないと米当局者がみていることを示すこれまでで最も強い兆候だ。
テヘランでイスラム組織ハマスの政治指導者
イスマイル・ハニヤ氏
が殺害された後、イランが報復を明言してきたことを考えると、まだ報復が行われていないことに当惑する向きもある。
イスラエルはハニヤ氏殺害への関与を肯定も否定もしていない。
テヘランでイスラム組織ハマスの政治指導者
イスマイル・ハニヤ氏
が殺害された後、イランが報復を明言してきたことを考えると、まだ報復が行われていないことに当惑する向きもある。
イスラエルはハニヤ氏殺害への関与を肯定も否定もしていない。
米国の同盟国はイランによる攻撃が地域全体を巻き込む戦争に拡大することを恐れており、その阻止に全力を尽くしている。
現在各国はイスラエルとハマスのガザ停戦協議の進展に向けて取り組んでいる。
現在各国はイスラエルとハマスのガザ停戦協議の進展に向けて取り組んでいる。
米英独仏伊5カ国の首脳は12日の共同声明で、イスラエルとハマスの停戦合意と、ハマスが拘束している人質解放を目指す取り組みへの支持を表明した。
スターマー英首相はイランのペゼシュキアン大統領と話し、イランがイスラエル攻撃を控えるよう求めるとともに、戦争は誰の利益にもならないと語った。
英首相府報道官が明らかにした。
英首相府報道官が明らかにした。
米国とカタール、エジプトは新たなガザ停戦協議を15日に開くよう呼び掛けた。
しかし、ハマスは、協議は以前の計画の実行に焦点を合わせるべきだとして反対している。
しかし、ハマスは、協議は以前の計画の実行に焦点を合わせるべきだとして反対している。
一方、イスラエルは協議への出席に同意し、イスラエル当局者の1人は、協議はドーハで行われ、ハマスが停戦条件で譲歩するかどうかが焦点になると語った。
別のイスラエル当局者は、ハマスが参加を拒否した場合、仲介役のアラブ諸国がハマスと後で話し合うだろうと述べた。
別のイスラエル当局者は、ハマスが参加を拒否した場合、仲介役のアラブ諸国がハマスと後で話し合うだろうと述べた。
これら当局者が匿名を条件にブルームバーグに語ったところでは、イスラエルは主要な条件に関して譲歩していないという。