2024年08月16日

「世紀の空売り」で知られるバーリ氏がアリババ投資を増加し、株式ポートフォリオは半減

 マイケル・ルイス氏のベストセラー「世紀の空売り」(原題:ザ・ビッグ・ショート)で取り上げられて一躍有名になったヘッジファンド運用者
   マイケル・バーリ
が率いる投資会社サイオン・アセット・マネジメントは4−6月(第2四半期)に中国の電子商取引最大手、アリババグループへの投資をさらに増やす一方で、全体の株式ポートフォリオを半分に縮小した。 
 
 14日提出された株式保有報告書(フォーム13)によると、サイオンは4−6月期にアリババ株の持ち分を3万株増やし、1120万ドル(約16億円)相当と、前期の900万ドルから膨らませた。
 アリババの次に保有が大きかった銘柄は決済処理ソリューションを手掛ける米シフト4ペイメンツで約730万ドル相当という。
 4−6月期に10万株を購入して新規のポジションを築いた。

 サイオンはポートフォリオ再編に伴い金融サービスやヘルスケア、商業不動産などさまざまな分野で新たなポジションを構築した。
 
 シフト4ペイメンツ、医療保険のモリーナ・ヘルスケア、不動産のハドソン・パシフィック・プロパティーズの新規ポジションはいずれも550万ドルを超えた。
 また、ヘルスケア製品のオラプレックス・ホールディングスとバイオ医薬品のバイオアトラのポジションも追加した。

 一方で、HCAヘルスケアシティグループ、ブロック、シグナ・グループ、アドバンス・オート・パーツを含む複数のポジションを解消し、JDドットコム(京東)と高級品再販のリアルリアルのポジションを減らした。

 全体では10銘柄を保有し、その価値は5200万ドル強と前期から50%近く減少した。
 1−3月(第1四半期)にはJDドットコムアリババグループのポジションを倍増していた。

     
posted by manekineco at 08:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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