ロシア外務省は16日、ウェブサイトに掲載した声明で
イタリア国営放送RAIの記者ら取材チーム
が「違法に国境を越えた」として、イタリアの
ピッチオーニ駐ロシア大使
を呼びつけ「強く抗議」したことを明らかにした。
RAIの記者は今週、ロシア西部クルスク州の
ウクライナ掌握地域
で取材活動を行っていた。
イタリア外務省は、ピッチオーニ大使はロシア当局に対し、RAIの取材チームは
イタリア外務省は、ピッチオーニ大使はロシア当局に対し、RAIの取材チームは
「完全に独立し自律的に活動を計画している」
と説明したとロイターに述べた。(関連記事)
RAIは14日、ウクライナ軍がロシアへの越境攻撃開始後まもなく掌握したクルスク州スジャから外国メディアとしては初めて現地の被害の様子などを取材した。
なお、取材チームはウクライナ軍の護衛を受けて活動していたもよう。
ロシア法執行機関に近いテレグラムチャンネル「バザ」は16日、内務省がRAIのジャーナリスト2人が違法にロシア国境を越えたとして刑事事件として調べる予定だと報じていた。
ロシア法執行機関に近いテレグラムチャンネル「バザ」は16日、内務省がRAIのジャーナリスト2人が違法にロシア国境を越えたとして刑事事件として調べる予定だと報じていた。
ひとこと
ロシア軍がウクライナに軍事侵攻した際、同行したロシアメディアの取材も同じ行為をしている。
ただ、異なるのはロシアの御用メディアの情報統制された取材と情報規制に対して、自由に取材が行われたということだ。