2024年08月20日

先物が買われる一方、長期・超長期債は売られ、利回り曲線がスティープ(傾斜)化

 東京時間、債券相場は中期債や先物が買われる一方、長期・超長期債は売られ、利回り曲線がスティープ(傾斜)化した。
 この日行われた20年国債入札は無難に通過したものの、超長期債利回りが低下した場面では戻り売りが出た。

 入札結果によると、最低落札価格は102円70銭と市場予想と一致した。
 大きいと不調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)は17銭と、前回5銭から拡大した。
 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.42倍と、前回3.80倍から低下した。

 7月末の日銀金融政策決定会合と植田和男総裁の会見で急速に高まった追加利上げ観測は、7日の内田真一副総裁の講演と会見を契機にいったん後退した。
 しかし、金融市場が落ち着きを取り戻す中、日銀が再びタカ派姿勢を強めることが警戒されており、23日に行われる衆参両院での閉会中審査での植田総裁の発言に注目が集まっている。
  
   
posted by manekineco at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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