2024年08月26日

米新築住宅販売が住宅ローン金利の低下が寄与し23年5月以来の高水準

 7月新築一戸建て住宅販売(季節調整済み、年率換算)は
   73万9000戸
と前月比+10.6%と増加し、2023年5月以来の高水準となった。
 なお、事前調査のエコノミスト予想値は62万3000戸で予想の全てを上回った。
 
 住宅ローン金利は4月に7.3%近くまで上昇していたが、足元では約6.5%まで低下している。
 米金融当局が9月に利下げを開始するとみられるなか、さらなる低下が見込まれるため一部では利下げを待つ買い控えも起きているため、潜在的な購買意欲は高い。

 前月は66万8000戸(速報値61万7000戸)に上方修正
 
 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は23日、ワイオミング州ジャクソンホールで開かれているカンザスシティー地区連銀主催の年次シンポジウムで講演した。
 主要政策金利を引き下げる時が来たと述べた。

 7月の住宅在庫は前月比では減少して46万2000戸と、1月以来の低水準だ。
 ただ、引き続き2008年以来の高水準付近にある。

 現在の販売ペースで見た場合、在庫消化に要する期間は7.5カ月と昨年9月以来の低水準だが、新型コロナ禍前の水準は上回っている。
 在庫の増加傾向が価格を抑えており、新築住宅販売価格の中央値は42万9800ドル(約6250万円)と前年比で1.4%下がった。
 価格は今年に入り、前年比では1月を除いて全ての月で低下している。

 地域別では、西部の販売件数が2022年2月以来の大幅増となり、中西部は3年ぶりの高水準となった。

 中古住宅市場では在庫は徐々に増加しているものの、供給量はなお限られり、価格は高止まりしている。
 22日発表された7月の販売価格中央値は、全米不動産業者協会(NAR)のデータでは同月として過去最高となった。


posted by manekineco at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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