イタリア海軍の空母「カブール」とフリゲート艦「アルピーノ」が海上自衛隊横須賀基地に8月22日入港した。
空母打撃群の日本寄港はイタリアのインド太平洋地域への関与強化を示すもので、単なる
「旗印を示す(showing the flag)」
ための航海ではない。
米オンラインメディア「ウォー・オン・ザ・ロックス(WOTR)」の執筆者によるとそれは、メローニ政権で新たに自覚された安全保障と通商が結びつく海洋国家像の発露だと指摘している。
中国の過剰生産・過剰輸出問題については、様々な議論が続いている。
党の号令一下で皆が同じセクター、同じ技術領域に殺到することにより、中国産業自身はどのような
構造的ダメージ
を受けているのか意識される。
また、大統領選後のアメリカの通商政策が不透明なこともあって
自由貿易体制
の行方にも注目が集まる。
これに対中国の「通商防衛連合」を構築することにも注意が払われる。
ひところ
中国絡みの混乱の拡大に伴う権益の確保などを目的とした動きもあるだろう。
欧米の後塵を拝する日本の与野党政治家の対応の甘さと比較すれば...