イスラエルの商都テルアビブで1日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスが拘束していた人質6人が遺体で発見されたことに抗議し、人質の早期救出を求める大規模デモがあった。
同国メディアによると、デモには約30万人が参加した。
労働組合は政府に圧力をかけるため2日のゼネスト実施を呼びかけた。
イスラエル世論の反発に加え、停戦交渉で政権の足並みは乱れ、ネタニヤフ首相は苦しい立場に置かれたが、対応する意識はほとんど見られない。
テルアビブのデモで人質家族は「政府は国民を守るという倫理を忘れてしまったようだ」と声を上げた。
また、首都のエルサレムでも抗議デモがあった。
労組は交渉の早期妥結を訴えたうえ、昨年10月のガザでの戦闘開始後初めてとなる
ゼネスト実施
を呼びかけ、交通や物流、金融や医療などに影響が出る可能性がある。