ドイツ政府は保有するコメルツ銀行株を削減する計画が明らかになった。
最近の株価上昇の機会を捉え、持ち株解消に向けて動き出す。
同国連邦債務管理庁は発表文で、「透明かつ非差別的で、市場に友好的な形で関連株式のパッケージを売却していく」と明らかにした。
ドイツ政府は10年余り前の
金融危機
でコメルツ銀を救済して以来、株式を保有している。
3日の発表文によると、現時点の持ち株比率は16.5%に上る。
売却の規模や時期には触れていない。
金融危機
でコメルツ銀を救済して以来、株式を保有している。
3日の発表文によると、現時点の持ち株比率は16.5%に上る。
売却の規模や時期には触れていない。
コメルツ銀行は欧州他行と同様、欧州中央銀行(ECB)が2年前に開始した利上げで大きな恩恵を受けている。
今年に入り株価は約20%上昇し、5月には12年ぶりの高値を付けた。
政府保有株は現時点で約25億ユーロ(約4000億円)相当に膨らんでいる。
今年に入り株価は約20%上昇し、5月には12年ぶりの高値を付けた。
政府保有株は現時点で約25億ユーロ(約4000億円)相当に膨らんでいる。
連邦債務管理庁のグルンワルト長官は「コメルツ銀の経済状況は着実に改善した」と指摘した。
「この前向きな展開に連邦政府は保有株を削減し、出口を開始することで応じる」と説明した。
「この前向きな展開に連邦政府は保有株を削減し、出口を開始することで応じる」と説明した。
この事情に詳しい関係者がプロセスは非公表だとして匿名で語ったところによると、現時点で政府は保有株を全て売却する意図はないという。
ひとこと
日本政府が金融危機に投入した資金等はつかみ金のごとく垂れ流され、欧米のように投入した資金との引き換えに株式と交換し、市場が安定し株価が上昇した後市場で売り払って資金を増やす取り組みがないことが一番の問題だろう。
介護保険も施設の補助金で9割も民間業者に垂れ流すのも悪質業者に金を出しており極めて問題であり、出資した資金の回収がそもそも前提となっていないため民間業者からの回収が必要だ。