イタリアの新発30年債に1300億ユーロ(約20兆5000億円)を超える需要が集まった。
イタリア財務省は2054年10月償還債を80億ユーロ発行する。
発行利回りは同種の債券に比べ13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い水準に設定された。
発行利回りは同種の債券に比べ13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い水準に設定された。
注文額は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)入り直後だった2020年に記録したこれまでの最高を上回った。
当時はECBが景気を下支えしようと、積極的に債券を買い入れていた。
当時はECBが景気を下支えしようと、積極的に債券を買い入れていた。
ECBが利下げサイクルに入る中で、イタリア債利回りは過去数カ月に低下。ECBは12日の政策発表で中銀預金金利を再び0.25ポイント引き下げ、3.5%にすると見込まれている。
短期金融市場はインフレ率がECB目標の2%に近づき、来年末までにECBが6回の追加利下げを行うとみている。
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