2024年09月13日

イタリア新発30年債に過去最高の需要、ECB政策判断を控え利回り確保

 イタリアの新発30年債に1300億ユーロ(約20兆5000億円)を超える需要が集まった。
 週内に見込まれる欧州中央銀行(ECB)の利下げを前に、ユーロ圏で
   最も高い利回り
を確保しようと投資家の注文が殺到した。
  
 イタリア財務省は2054年10月償還債を80億ユーロ発行する。
 発行利回りは同種の債券に比べ13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い水準に設定された。

 注文額は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)入り直後だった2020年に記録したこれまでの最高を上回った。
 当時はECBが景気を下支えしようと、積極的に債券を買い入れていた。
  
 ECBが利下げサイクルに入る中で、イタリア債利回りは過去数カ月に低下。ECBは12日の政策発表で中銀預金金利を再び0.25ポイント引き下げ、3.5%にすると見込まれている。
  
 短期金融市場はインフレ率がECB目標の2%に近づき、来年末までにECBが6回の追加利下げを行うとみている。
  
   
posted by manekineco at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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