原油相場は国際指標である北海ブレント先物がおよそ2年ぶりに1バレル=70ドルの節目を割り込んだ。
堅調な供給と需要低下への懸念に加え、投機的な売りが下げを加速させた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は
1バレル=65.75ドル
と前日比2.96ドル(4.3%)安で終了。
ロンドンICEの北海ブレント11月限は3.7%下げて69.19ドル。
WTI、ブレントともに終値で2021年12月以来の安値となった。
堅調な供給と需要低下への懸念に加え、投機的な売りが下げを加速させた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は
1バレル=65.75ドル
と前日比2.96ドル(4.3%)安で終了。
ロンドンICEの北海ブレント11月限は3.7%下げて69.19ドル。
WTI、ブレントともに終値で2021年12月以来の安値となった。
10日発表された弱い中国の輸入データを含め、米中両国のさえない経済統計により需要への懸念が強まり、来年に供給過剰に陥るリスクが意識された。
石油輸出国機構(OPEC)非加盟の産油国で生産量が急増していることも、こうした懸念に拍車をかけており、弱気なポジションは記録的な水準に膨らんでいる。
OPECは世界の石油需要見通しをおおむね横ばいで維持した。
国際エネルギー機関(IEA)も今週、月報を公表する。IEAはこれまで、来年の供給過剰を予想している。
国際エネルギー機関(IEA)も今週、月報を公表する。IEAはこれまで、来年の供給過剰を予想している。