2024年09月11日

北海ブレント先物が2年ぶりに1バレル=70ドルの節目を割り込み

 原油相場は国際指標である北海ブレント先物がおよそ2年ぶりに1バレル=70ドルの節目を割り込んだ。
 堅調な供給と需要低下への懸念に加え、投機的な売りが下げを加速させた。

 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は
   1バレル=65.75ドル
と前日比2.96ドル(4.3%)安で終了。
 ロンドンICEの北海ブレント11月限は3.7%下げて69.19ドル。
 WTI、ブレントともに終値で2021年12月以来の安値となった。
 
 10日発表された弱い中国の輸入データを含め、米中両国のさえない経済統計により需要への懸念が強まり、来年に供給過剰に陥るリスクが意識された。
 
 石油輸出国機構(OPEC)非加盟の産油国で生産量が急増していることも、こうした懸念に拍車をかけており、弱気なポジションは記録的な水準に膨らんでいる。

 OPECは世界の石油需要見通しをおおむね横ばいで維持した。
 国際エネルギー機関(IEA)も今週、月報を公表する。IEAはこれまで、来年の供給過剰を予想している。


posted by manekineco at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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