2024年09月14日

RT(Russia Today 旧称: ロシア・トゥデイ) ロシア・モスクワに拠点を置くニュース専門局

RT(Russia Today 旧称: ロシア・トゥデイ)
 ロシア・モスクワに拠点を置くニュース専門局。
 2005年12月10日にロシア連邦政府が所有する実質国営メディアとして開局した。
 2,100名の従業員と19か国に支局を擁しており、ロシア情報機関の諜報活動を行う機関のひとつとも見られている。
 
 2007年にはアラビア語放送、2009年にスペイン語放送を始め、2010年に米国、2014年には英国でチャンネルを開局し、同年フランス語視聴者のためのオンライン放送も始めた。
 RTはアメリカで2番目の視聴者を持つ外国語ニュースチャンネルとして君臨しており、BBCニュースに次ぐ規模を誇る。
 拠点のモスクワだけでなくワシントンD.C.やマイアミ、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、ニューデリー、テルアビブに支局がある。
 
 RTの編集方針は世界の多極化と国家主権主義の価値観の推進、ロシア(旧ソビエト連邦諸国を含む)の文化・生活習慣の発信、大西洋主義と米国の覇権主義傾向に対する批判、あるいは
   「ロシア嫌い」の告発
といったいくつかの重点項目を中心に構成されている。

 RTの編集長のシモニャンは「これまでに客観的な報道の例がそんなにありましたか?(…)客観性なんてないのです。発信者の数と同じだけの真実の近似があるだけです」と発言し、複数メディアの共存による多角的な視点からの報道が望ましいとする立場を採っている。
 米国在住のキャスター
   リズ・ウォール
はRTのウクライナ紛争の報道姿勢を批判し、番組放送中に辞職した。
 
 西側の指導者やメディアから、RTは
   ロシア政府のプロパガンダ
に加担し
   フェイクニュースを拡散
していると指摘され、批判されている。
 ロシア軍の無差別な残虐行為が行われた「シリア紛争」において、シリアの反体制派支配地域とトルコで活動するボランティア組織
   ホワイトヘルメット
が爆撃被害者の救出写真を捏造していると仄めかす画像はRTによく出稿する記者によって広められたとWIREDは指摘している。

 フランス大統領
   エマニュエル・マクロン
はRTが自分の選挙戦に対する「プロパガンダ」を駆使していたと非難した。
 また欧州議会は、ロシアが仕掛ける「フェイクニュースとプロパガンダの闘い」に対抗手段を取るよう、EUと加盟諸国に要請する決議を採択した。
 2017年10月には、2016年米大統領選において、RTがTwitterで複数アカウントを利用して
   アメリカ世論を操作
していた可能性があるとして、RTのTwitterへの広告出稿を禁じた。
 同年11月にRTはアメリカで「外国エージェント」として登録された。

 CNNはロシア・トゥデイを「プーチン寄り」と明言した。
 欧州連合(EU)は2022年3月2日、ウクライナを侵攻したロシアへの制裁の一環として、ロシア・トゥデイとロシア政府系メディアスプートニクについてEU圏内での放送や配信を禁止した。

 2024年9月には、同年11月のアメリカ大統領選挙に介入を試みているとして、RTの編集長ら10名が制裁対象となった。
 
 デジタルヘイト対策センターの調査によると、ロシア国営メディアのRTとスプートニクはFacebookにおいて気候変動否定を推進する影響力のあるメディア10社のうちの1社であることが判明している。

     
posted by manekineco at 06:32| Comment(0) | TrackBack(0) | よもやまばなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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