2024年10月03日

日本時間株式反落、中東情勢緊迫でリスク回避で債券が上昇し円は軟調

 日本市場では2日、株式相場が中東情勢を巡る緊張が高まり、リスク資産である株式が売られた。
 なお、安全資産への需要で債券は上昇した。
 円にも買いが先行したが、その後は日本銀行の
   利上げ観測後退
を受けた売りが優勢となった。

 イランが1日、弾道ミサイルでイスラエルを直接攻撃した。
 イスラエルのネタニヤフ首相は自らの政権を維持するため、マッチポンプ的に仕掛けた工作が成功したのだろう、報復を誓った姿をメディアを使って世界に拡散させ耳目を集めた。
 中東の地政学リスクに対する警戒感が強まっており、前日の米国株がハイテク中心に下げた流れを引き継ぎ日本でも半導体や電機株が売られ、日経平均株価は800円超下げて終えた。

 一方、リスク回避の円買いは限られ、1ドル=144円台前半まで円安・ドル高に振れる場面があったが、逃避需要でドルも買われやすい上、日銀の追加利上げが後ずれするとの観測が根強句、NY時間には146円台まで円が売られている。

 赤沢亮正経済再生担当相は2日午前の記者会見で、石破茂首相が日銀による「金利引き上げに前向きだと言われるのは、全体の絵として必ずしも正しくない」と述べた。

    
posted by manekineco at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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