2024年10月03日

ハリウッドの人員削減で非白人に影響が偏る状況

 黒人エンターテインメントと黒人タレントに注力しているメディア企業で最大級のマクロのトップ
の創業者で最高経営責任者(CEO)の
   チャールズ・D・キング氏
は1日、ロサンゼルスで開催されたブルームバーグのイベント「New Voices」でハリウッド映画業界の
   予算削減 
   ダイバーシティー&インクルージョン(D&I)推進への支援縮小
が、同業界で長年少数派だった非白人に偏った影響を与えていると指摘した。

 消費者の視聴習慣が従来のテレビや映画館から動画ストリーミングサービスへと移行し続けているため、映画・テレビ業界は人員削減による打撃を受けている。 
 人々の注目が集まる期間が短くなり、アルゴリズム主導のエンターテインメントが主流となっている高金利時代においては、特に新進気鋭の才能ある人々にとって、プロジェクトの資金調達が難しくなっている。
 
 マクロでは昨年、ブラックロックゴールドマン・サックス・グループのほか、ローレン・パウエル・ジョブス氏が創業した投資会社エマーソン・コレクティブなどから9000万ドル(約132億円)余りを調達した。

 ただ、「世界的に見ると、多様なコミュニティーへの影響はさらに大きい可能性が高い」と続けた。

 非白人や女性、その他のグループの代表を多様化する取り組みも、政治的な攻撃や企業界における「多様性、公平性、包括性(DEI)」の取り組み縮小の中で逆風に直面している。

 「多様なコミュニティーに属するわれわれの多くは、最後に採用された人々であり、その多くが最初に職を失った」と語った。

 2015年の設立以来、キング氏率いるマクロは「フェンス」「マッドバウンド  哀しき友情」「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」などの映画への出資と制作を行い、アカデミー賞に15回ノミネートされ、3回受賞した。

  
posted by manekineco at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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