2024年11月09日

トーマス・ジェームズ・パーキンス(Thomas James Perkins) ベンチャーキャピタリスト クライナー・パーキンスの創設者

トーマス・ジェームズ・パーキンス
          (Thomas James Perkins)
   1932年1月7日 - 2016年6月7日
 米国の実業家、ベンチャーキャピタリストであり、ベンチャーキャピタル会社
   クライナー・パーキンス
の創設者の一人である。

 2014年時点で、パーキンスの資産は推定80億ドルであった。
 最初の妻である故
   ゲルト・トゥーネ=エレフセン
との間に2人の子供をもうけた。
 彼女が1994年に亡くなった後、彼は1998年3月にロマンス小説家の
   ダニエル・スティール
と結婚した。
 彼女の著書『The Klone and I』(ISBN 0-385-32392-1)は彼らの友情について書かれたものである。
 彼らは1999年8月に別居し、後に円満に離婚した。

 1996年、パーキンスはフランスでヨットレース中の衝突による過失致死の有罪判決を受け、1万ドルの罰金を科せられた。
 パーキンスは2007年に「 60 Minutes 」の特別番組「Captain of Capitalism」の題材となり、彼の回顧録に焦点を当て、彼のヨットの見学ツアーを特集した。
 彼はまた、 2011年に初公開されたドキュメンタリー映画「Something Ventured 」にも登場した。
 
 2014年1月、ウォールストリートジャーナルはパーキンスからの手紙を掲載し、その中で「アメリカの最も裕福な1%に対する進歩的な戦争」とオキュパイ運動による「富裕層の悪魔化」をナチスドイツの水晶の夜と反ユダヤ主義と比較した。
 進歩主義思想の中心地であるサンフランシスコから執筆するにあたり、私は、ファシストナチスドイツによる「1%」、すなわちユダヤ人に対する戦争と、アメリカの「1%」、すなわち「富裕層」に対する進歩主義戦争との類似点に注目したい。
 この書簡は、アトランティック誌、インディペンデント誌、ブロガー、ツイッターユーザー、そして「シリコンバレーの同僚」の間で広く批判され、非難された。
 パーキンスはその後、ナチスドイツと比較したことを謝罪したが、それ以外は書簡の内容を堅持し、「ナチス時代は人種の悪者扱いだったが、今は階級の悪者扱いだ」と述べた。

 ウォールストリートジャーナルに手紙が掲載されてから1か月後、パーキンスは
   コモンウェルスクラブ
のインタビュー( YouTubeで視聴可能)で、 60分間の「世界を救う計画」の終わりに質問されたとき、選挙は、人が投じることができる票数が、その人の納税額に比例するように設定されるべきだと信じていると述べた。
 パーキンス、司会者、そして聴衆は皆笑っていた。その後のインタビューで、パーキンスは「私はとんでもないことをするつもりだったし、そうなってしまった」と述べた。
  
 2006年7月、パーキンスは全長289フィート(88メートル)の帆走ヨット「マルタのファルコン」を正式に進水させた。
 これは当時、世界最大の個人所有の帆走ヨットであった。
 このヨットは2006年にYachtworld.comで売りに出され、希望価格は9900万ユーロ、エンジン時間は1890時間と記載されていた。
 パーキンスは2009年7月にこのヨットを6000万ポンドで売却した。

 2011年、パーキンスは日本の漁業訓練船を購入し、カリフォルニア州リッチモンドのホークス・オーシャン・テクノロジーズ社製の「ディープフライト」潜水艦を搭載する「アドベンチャー」ヨット「ドクター・ノオ」に改造した。
 この船にはウェブサイトがあり、トンガの深海でザトウクジラと遭遇した様子を記録したビデオへのリンクが掲載されている。
 
 パーキンスは長い闘病の末、2016年6月7日にカリフォルニア州マリン郡の自宅で84歳で亡くなった。

   
posted by manekineco at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | バイオグラフィー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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