2024年11月02日

ワーナーメディア(Warner Media, LLC) 米国の多国籍マスメディア・エンターテイメント複合企業

ワーナーメディア
     (Warner Media, LLC)
 かつてのアメリカ合衆国の多国籍マスメディア・エンターテイメント複合企業。
 本社をニューヨークの30 ハドソン・ヤードに置いていた。

 1990年に タイムとワーナー・コミュニケーションズの合併により
   タイム・ワーナー(Time Warner)
として設立された。
 2022年にディスカバリーと合併して
   ワーナー・ブラザース・ディスカバリー
となった。

 映画、テレビ、ケーブル事業を展開した。
 その資産にはワーナーメディア・スタジオ&ネットワーク(ターナー・エンターテイメント・ネットワークス、HBO、シネマックスのエンタテインメント資産、およびワーナー・ブラザース・エンターテイメント)、ワーナーメディア・ニュース&スポーツ(CNN、ターナースポーツ、AT&Tスポーツネット、ターナー・ブロードキャスティングのニュースおよびスポーツ関連資産)、ワーナーメディア・セールス・アンド・ディストリビューション(デジタルメディア会社オッター・メディア)、ワーナーメディア・ダイレクト(ストリーミングサービスHBO Max)などが含まれた。

 1923年にワーナー・ブラザースが設立される。
 1923年にタイム誌が創刊される。
 1967年に
   セヴン・アーツ・プロダクションズ
がワーナー・ブラザースを買収した。
 1969年に 駐車場・ビルディング・葬儀サービスの複合企業
   キニー・サービス社
がワーナー・ブラザース=セヴン・アーツを買収した。
 1972年に駐車場での価格決定を伴う
   金融スキャンダル
のため非エンターテインメント資産を
   ナショナルキニーコーポレーション
として独立させ、キニー・サービスがワーナー・コミュニケーションズと改名した。

 1989年にクオンタム・コンピューティング・サービス社がAOLサービスを開始した。
 1989年3月4日にタイム社とワーナー・コミュニケーションズの合併を発表した。
 1990年1月10日にタイム社とワーナー・コミュニケーションズの合併が完了し、タイム・ワーナーとなった。
 1991年にクオンタム・コンピューティング・サービス社がアメリカ・オンライン(AOL)と改名した。
 1996年10月10日にタイム・ワーナーがテッド・ターナーがオーナーである
   ターナー・ブロードキャスティング・システム(TBS, Inc.)
及びその傘下のCNN等を買収した。

 2000年にAOLのM&Aによって、AOLとタイム・ワーナーが合併し
   AOLタイム・ワーナー
となった。
 2002年にAOLのITバブル崩壊などの影響で、AOLとの合併を解消し、社名をタイム・ワーナーに戻した。
 2008年5月21日にタイム・ワーナーと
   タイム・ワーナー・ケーブル社
が分離に同意した。
 2009年2月19日にタイム・ワーナーがタイム・ワーナー・ケーブル社の分離・スピンオフを完了した。
 2009年5月にタイム・ワーナーがAOL部門の分離・スピンオフを決定した。
 2009年12月9日にAOLとの正式に合併を解消した。
 2013年3月6日にタイム・ワーナーが独立した株式公開企業として
   タイム社の売却
を発表した。

 2016年10月に 米大手通信業者
   AT&T
がタイム・ワーナー社に850億ドル(約8兆5000億円)の合併提案した。
 2018年6月12日にAT&Tによる買収が完了した。
 2018年6月15日にタイム・ワーナーが社名を
   ワーナーメディア
に変更した。

 2019年3月4日にAT&Tは、前年に買収した
   タイム・ワーナー(現・ワーナーメディア)
の事業再編に正式に着手し、種類の異なるネットワーク網やエンターテインメント事業を統合した。
 2020年5月27日に定額制動画配信サービスである
   Max
のサービスを開始した。
 2022年4月8日にスピンオフ制度を活用して
   ディスカバリーチャンネル
などを運営している同業会社のディスカバリーと経営統合し、
   ワーナー・ブラザース・ディスカバリー
を設立した。
 これにより、ワーナーメディアは約4年でAT&Tグループから離れることになった[。

(主な子会社)
 ・ワーナーメディア・ダイレクト
 ・HBO Max
 ・ワーナーメディア・スタジオ&ネットワーク
 ・ワーナー・ブラザース
 ・WB Studio Enterprises Inc.
   ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ、ワーナー・ブラザース・テレビジョン・スタジオ
   Warner Bros. Studio Facilitiesの事業部門を所有
 ・CWテレビジョンネットワーク
   CBSエンターテイメント・グループ(パラマウント・グローバル)との合弁
 ・ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ・グループ
 ・ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ
 ・ニュー・ライン・シネマ
 ・ワーナー・ブラザース・テレビジョン・グループ
 ・ワーナー・ブラザース・テレビジョン・スタジオ
 ・ワーナー・ブラザース グローバルキッズ、ヤングアダルト&クラシック
 ・カートゥーン ネットワーク
 ・アダルトスイム
 ・BOOMERANG
 ・ターナー・クラシック・ムービーズ
 ・ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
 ・ワーナー・ブラザース・インタラクティブ・エンターテイメント
 ・ワーナー・ブラザース グローバルブランド&フランシス
 ・DCエンターテインメント
 ・DCコミックス - コミック
 ・ホーム・ボックス・オフィス
 ・HBO
 ・ターナー・エンターテイメント・ネットワークス
 ・TBS
 ・ターナー・ネットワーク・テレビジョン
 ・truTV
 ・ワーナーメディア・ニュース&スポーツ
 ・CNNワールドワイド
 ・CNN
 ・ターナースポーツ
 ・NBA TV
 ・AT&T Sports Networks, LLC
 ・AT&Tスポーツネット
 ・ワーナーメディア・インターナショナル
 ・ターナージャパン
 ・海外アニメ! カートゥーン ネットワーク
 ・旅チャンネル
 ・MONDO TV
 ・ワーナーメディア・セールス・アンド・ディストリビューション
 ・オッター・メディア

(買収した会社)
 ・テンゲン
 ・ワーナー・ミュージック・グループ
   音楽部門。2004年に投資家グループに売却した。
 ・アトランタ・ブレーブス
   MLB。2007年にリバティメディアに売却した。
 ・タイム・ワーナー・ケーブル
   2015年にチャーター・コミュニケーションズへ売却した。
 ・AOL(America Online)
 ・Netscape
 ・タイム
 ・ポーツ・イラストレイテッド
 ・Crunchyroll
   アニメ運営会社
   AT&T運営当時はオッター・メディアの傘下だった。
   2021年8月にファニメーション(ソニーグループ)へ売却した。
 ・TMZ
   2021年9月13日にフォックス・コーポレーションへ売却した
  
     
posted by manekineco at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | よもやまばなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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