米国債相場は大幅安(利回り急上昇)となった。
トランプ氏が大統領選に勝利したことで、インフレ加速を見越した取引があらためて活発化した。
6日の米国債の下げは過去5年間で最大級の大きさだった。
利回りは全年限で9−17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)ほど上昇した。
米金融当局による今後の利下げ余地が小さくなるとの見方が広がった。
7日のFOMCでは0.25ポイントの利下げが決まるとの予想が依然優勢だ。
利回りは全年限で9−17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)ほど上昇した。
米金融当局による今後の利下げ余地が小さくなるとの見方が広がった。
7日のFOMCでは0.25ポイントの利下げが決まるとの予想が依然優勢だ。
利回り曲線全体が上昇してスティープ化することを見込んだ、いわゆるトランプトレードに賭けてきた投資家にとっては、その判断の正しさを裏付ける動きとなっている。
30年債の利回りは一時24bp上げて4.68%と、2020年3月以来の大幅上昇した。
ただ、午後に行われた30年債入札の需要が堅調だったことを受け、その後は上げ幅を縮小した。
ただ、午後に行われた30年債入札の需要が堅調だったことを受け、その後は上げ幅を縮小した。
トランプ氏が公約に掲げてきた減税や関税引き上げなどは、物価上昇圧力を高める可能性がある。
10年債利回りはこの日、一時21bp上昇の4.48%と、7月以来の高水準に達した。
2年債利回りは一時13bp上げた。
10年債利回りはこの日、一時21bp上昇の4.48%と、7月以来の高水準に達した。
2年債利回りは一時13bp上げた。
米国債相場の動きはまた、トランプ氏の公約が財政赤字を拡大させ、国債増発を引き起こすとの懸念も示唆している。
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