2024年11月11日

トランプ氏がアリゾナ州勝利で激戦州を完全制覇 バイデン氏と13日会談予定

 ドナルド・トランプ氏は2024年の米大統領選挙で再選を果たしたが、アリゾナ州でも勝利したことが分かった。
 7つの激戦州全てを制したことになる。
 AP通信が9日夜、同州でのトランプ氏の勝利確実を報じた。
   
 バイデン米大統領は13日に、トランプ次期大統領をホワイトハウスに迎え、選挙後初の会談を行う。来年1月の新大統領就任に向けて、米国の政権移行が動き出す。
  
 ホワイトハウスのジャンピエール報道官の9日の声明によると、バイデン氏の招きで両氏は大統領執務室において午前11時から会談する。
  
 政権移行準備としての人事についてトランプ氏は9日、ニッキー・ヘイリー元国連大使とマイク・ポンペオ元国務長官は起用しないことを明らかにした。自身のソーシャルメディア、トゥルース・ソーシャルへの投稿で、政権に招くつもりはないと表明した。
  
 投稿では「以前、彼らとの仕事を非常に楽しみ、感謝している。米国への貢献に感謝したい」と両氏を評価した。
  
 ヘイリー氏は、今年の大統領選の共和党予備選でトランプ氏の対抗候補だった。
  
 新政権人事ではすでに、今年の選挙キャンペーンの主要な参謀の1人だった
   スージー・ワイルズ氏
を首席補佐官に起用することを決定している。
  
 政権移行に向けたもう一つのステップとして、トランプ氏は就任式典についての共同責任者にウィトコフ・グループの創業者
   スティーブ・ウィトコフ氏
と元上院議員(ジョージア州)の
   ケリー・ロフラー氏
を選んだことをトランプ陣営が発表した。
 両氏ともトランプ氏の「長年の友人で支援者」だという。
  
 バイデン氏はトランプ氏勝利後の7日に、来年1月の平和的な政権移譲を確実にするための協力を約束し、政治的に分極化した国家における溝を埋めるよう呼びかけたうえ、「誰に投票したかにかかわらず、敵対者としてではなく、同じ米国人としてお互いを理解し、対立の熱を冷ますことができればと思う。また、米国の選挙制度の完全性についての疑問を解消できることを願っている。制度は誠実で公正であり、透明だ。勝っても負けても信頼できる」と語った。
  
 トランプ氏は2020年、
   有権者の不正行為という虚偽の主張
で数週間にわたって選挙結果を争い、政権移行の一環としてバイデン氏をホワイトハウスに招くことをしなかった。
 オバマ元大統領は16年の選挙後、トランプ氏をホワイトハウスに招いた。
  
 トランプ氏の対立候補だったハリス副大統領は、来年1月に米議会が大統領選挙結果を認証する手続きを監督する。
 バイデン氏が選挙に勝利した後の21年には、トランプ氏支持者の暴徒が連邦議会議事堂を襲撃し、これを妨害した。

   
posted by manekineco at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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