2024年11月26日

ウォール街出身の米財務長官は穏健的で中国に交渉余地か

 トランプ次期米大統領がヘッジファンド運用会社キー・スクエア・グループを率いる
   スコット・ベッセント
を財務長官に指名したことは、米中貿易摩擦を巡る
   交渉の余地を
中国側に担保する可能性がある。

 キー・スクエア・グループの最高経営責任者(CEO)を務めるベッセント氏は中国からの輸入品に高関税を課すというトランプ氏の方針について、「過激主義者の交渉姿勢」だと表現している。

 だが、今月先に行われたCNBCとのインタビューでは、関税は「段階的に課していくべきだ」と述べ、漸進的な実施アプローチを促していた。
 トランプ氏による財務長官起用の発表は22日だった。

 北京にある対外経済貿易大学(UIBE)の
   ジョン・ゴン教授
は「トランプ政権に席を確保しなければならなかったウォール街は、最も重要な席を手に入れた」と指摘し、このことは「中国政府にとって朗報」との見方を示した。
 同教授は中国商務省のコンサルタントを務めた経歴もある。

 第2次トランプ政権の主要人事は
   マルコ・ルビオ上院議員
の国務長官や
   マイケル・ウォルツ下院議員
のホワイトハウス国家安全保障担当補佐官といったタカ派の起用が目立つ。
 なお、財務長官としてのベッセント氏は中国からすれば穏健派閣僚ということになる。
 
   
posted by manekineco at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 株銘柄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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