2024年12月10日

イスラエル軍が「市民の安全確保図る」と主張し、シリア領に軍事侵攻してシリアの化学兵器貯蔵庫を攻撃

 イスラエルは、シリアのアサド政権崩壊を受け、同国の化学兵器およびミサイル貯蔵庫を攻撃したことを明らかにした。
 市民の安全確保に向けた予防措置だと主張した。
  
 武装組織「シリア解放機構(HTS)」が主導するシリアの反体制派は週末に首都ダマスカスを制圧した。
 イスラエルのサール外相は9日の会見で、反体制派は「極端なイデオロギーを持つイスラム過激派だ」と批判したうえ、イスラエル国防軍が化学兵器を含む兵器システムを狙ったことから、これらが「過激派の手に渡ることはない」と続けた。
  
 シリアを長く支配したアサド政権が反体制派の猛攻を受け崩壊したことは、中東全体に衝撃を与えた。
 隣国のイスラエルは特に警戒を強めている。
 アサド政権と戦争状態だったイスラエルの
   ネタニヤフ政権
は、新たなイスラム勢力の脅威にさらされることになる。

 なお、HTSは米国からテロ組織に指定されている。

 ネタニヤフ首相は8日、ゴラン高原に位置するシリアとの
   緩衝地帯の掌握
をイスラエル軍に指示したと明らかにした。
 ゴラン高原はイスラエルとシリアにまたがる地域でイスラエルがほぼ占領下に置いている。
 米国はゴラン高原におけるイスラエルの主権を認めているが、他の主要国は認めていない。
 
ひとこと
 イスラエル軍による化学兵器貯蔵私設への攻撃でそもそも、破壊が適切に行われ無力化したかどうかも不明だ。
 化学物質が破壊により同地域に放出されたままであれば問題が続くだろう。
    

posted by manekineco at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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