済州航空(チェジュこうくう)
韓国の格安航空会社で韓国の大手財閥である
済州特別自治道
が共同で設立した格安航空会社で日本の第三セクターに近い組織。
運賃は他社よりも30%程度安くして運行している。
2019年12月18日、経営が悪化したライバルの
イースター航空
を買収することが発表された。
しかし、2020年7月23日、買収条件として求めていた、従業員への
未払い賃金の支払い
など懸案事項が解消されなかったとして、イースター航空の買収を取りやめると発表した。
なお、同社はアシアナ航空の買収も検討していたが失敗している。
2010年下半期より、済州国際空港から日本へのチャーター便、定期便就航を計画した。
今後、サイパン・ハノイに新規就航する計画や中・長距離線を運航する格安航空会社を設立する計画もあるという。
事前座席指定は、当初は無料であったが、2014年7月より、座席種別に応じた有料制になった。
非常口座席を利用する場合は、乗客誘導時に必要なため、朝鮮語か英語のどちらかに堪能であることが、チェックイン時に確認される。
機内では、無料の飲料水を除き、有料で軽食、飲料を販売している。
2014年8月より、機内食の事前予約サービスも行われている。
当初は、日本などの短距離路線ではおにぎりやナッツ等、中距離路線ではボックスランチの軽食が無償で提供されていた。
2007年8月12日 にチェジュ航空502便(Q400、機体記号 HL5256)が、釜山の金海国際空港に着陸後、タキシング中に強風にあおられ、滑走路を外れて排水溝へ脱輪した。
この事故では乗客20名以上が軽傷を負った。
2015年11月30日 に 仁川発那覇行きの1802便に誤って成田行きの1104便の乗客手荷物を搭載し、本来の那覇行きの乗客手荷物が仁川空港に放置されるトラブルが発生した。
当時、那覇行きは出発遅延しており、成田行きと出発時間が重なっていた。
原因は、積み込みを行う協力会社の貨物車両が間違えた飛行機に運んでしまったためと主張している。
韓国では、過去にも他社で同様のトラブルが発生している。
2015年12月23日には 金浦発済州行きの101便(B737-8AS、HL8049、乗客約150人)が与圧システムが作動していないまま離陸した。
高度1万5000フィート(約4.6 km)上空で一部の乗客が鼻血を出したり耳鳴りを訴えたトラブルを起こした。
2024年12月29日にはバンコク発務安行き2216便 (B737-8AS、HL8088) が、目的地の務安国際空港で着陸に失敗し、爆発炎上した乗客の多くが死亡した。
2024年12月29日にはバンコク発務安行き2216便 (B737-8AS、HL8088) が、目的地の務安国際空港で着陸に失敗し、爆発炎上した乗客の多くが死亡した。