2025年02月10日

イーロン・マスク氏はTikTokの米事業買収に関心ない

 トランプ米政権入りしている
   イーロン・マスク
は、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米事業買収には関心がないと述べていたことが分かった。
  
 独紙ウェルトは8日、マスク氏がドイツのメディア複合企業アクセル・シュプリンガー
   マティアス・デフナー最高経営責任者(CEO)
が先月主宰したドイツでの会議で、中国の字節跳動(バイトダンス)が運営するTikTokの米事業「入札に参加していない」とビデオを通じ発言していた動画を公開した。

 電気自動車(EV)メーカーの米テスラなどを率いるマスク氏は、「TikTokを手に入れたら何をしようかというような計画は一切立てていない」とも語った。

 トランプ大統領は先月、米政府との合弁事業の一環としてTikTokをマスク氏が買い取ることにオープンとの立場を示していた。

 バイデン前政権下で成立した法律が定める期限までに、バイトダンスがTikTokの米事業を売却しなかったことで、米国でのTikTok利用禁止がいったん発効した。
 ただ、トランプ氏は大統領就任初日の先月20日、売却期限を75日間延長する大統領令に署名した。
 バイトダンスはTikTok米事業の売却を拒否している。
  
 マスク氏は「TikTokを買収したいと躍起になっているわけではない」と明らかにし、自身が短文投稿アプリのツイッターを買収して社名をXに変更したことは、「言論の自由を守るため」の例外だったと説明。「私は通常、ゼロから企業を立ち上げる」と続けた。

 トランプ氏は政権1期目、安全保障上の懸念からTikTok禁止に動いていたが、2024年の大統領選で
   TikTokが若い有権者からの支持獲得に寄与したこと
から考えを変え、「われわれは若い有権者の票を得た。私はTikTokのおかげで票を獲得したと思っており、TikTokには思い入れがある」と同氏は述べている。
 なお、マスク氏がトランプ氏と同様、考えを変える可能性はいつでもある。
     
   
posted by manekineco at 11:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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