ガザで人質３人が新たに解放、６週間の停戦が維持される方向

　パレスチナ自治区ガザで拘束されていた人質３人が15日、新たに解放された。

　イスラエルとイスラム組織ハマスによる６週間の停戦は維持される方向だ。

　今回解放された男性３人は15日午前、ガザでイスラエルの治安部隊に引き渡された。
　イスラエル軍は声明で、３人は境界を越えてイスラエル領内に入り、「最初の受け入れ地点に到着し、そこで初期の医療評価を受ける」ことを明らかにした。

　今週に入り、ハマスとイスラエルは違反行為があったとして互いに非難していた。
　停戦合意が崩壊の瀬戸際に立たされていたがトランプ米大統領は15日正午までに人質が解放されなければ、停戦を取りやめるようイスラエルに促していた。

　イスラエル側は今回の人質引き渡しが完了次第、収監しているパレスチナ人369人を釈放する。
　１月19日に停戦合意が発効して以降、６回目の身柄交換となる。