2025年03月17日

ブレークスルー・エナジー(Breakthrough Energy)ビル・ゲイツによって設立された複数の組織の総称

ブレークスルー・エナジー(Breakthrough Energy)
 2015年にビル・ゲイツによって設立された複数の組織の総称である。
 持続可能なエネルギーや温室効果ガスの排出を削減するその他の技術の革新を加速することを目指している。
 核融合、再生可能エネルギーを貯蔵する大容量バッテリー、微生物生成バイオ燃料などの
   新しいコンセプトの商業化
を試みているさまざまなスタートアップ企業に投資している。
 2015年11月に開催された国連気候変動会議で、ゲイツは10カ国から28人の富裕層投資家の連合が
   ブレークスルー・エネルギー・イニシアチブ
にコミットしたと発表した。
 ゲイツの補完的なイニシアチブである
   ミッション・イノベーション
も同時に発表した。
 2016年12月、総額1,700億ドルの投資家グループが、 「クリーンエネルギーの革新に投資することで気候変動と戦うことに焦点を当てた」 10億ドルの基金の取り組みに資金を提供するという、より個人的なコミットメントを発表した。
 この基金は、
   ブレークスルー・エナジー・ベンチャーズ・ファンド
と名付けられた。
 ゲイツ氏は設立当初、「風力や太陽光など、今日の再生可能技術は大きく進歩しており、ゼロカーボンエネルギーの未来への道の一つとなる可能性がある...しかし、課題の規模を考えると、さまざまな道を模索する必要がある」と説明した。
 ブレークスルー・エナジーは、
   主に失敗のリスク
が高く、投資回収期間が20年である事業に投資している。
 従来のベンチャーキャピタリストは5年以内の投資回収を求めているものの、
   エネルギー部門の特殊な課題
にはそれでは不十分かもしれない。
 このグループは、以前に20億ドルの個人投資を発表したビル・ゲイツが率いており、他に下記の主なメンバーで構成されている。
 ・カリフォルニア大学(設立時の唯一の機関投資家)
 
 なお、この連合は、重要な詳細が確認される前に発表されすぎたという批判もある。
 発足時にゲイツ財団の広報担当者は、投資専門家がまだ任命されておらず、ゲイツ以外の投資家は投資額を公表していなかった。
 また、財務構造も確認されていない状況であった。

   
posted by manekineco at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | よもやまばなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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