2025年07月02日

イランの核開発巡り深める沈黙は「戦略的曖昧さ」で主導権狙う

 6月のイスラエルと米国による攻撃以降、イランは
   核開発の計画を従来以上に厳重に秘匿
しており、米国との外交的対立にさらなる不透明さを加えている。
 核計画の現状についての国際社会の理解を曖昧にする手段として、イランは「沈黙」を活用している。
 こうした事情に詳しい関係者が匿名を条件にメディアの取材で語ったところによると、イランが先週、国際原子力機関(IAEA)による査察を正式に打ち切った後、同国の原子力安全当局は現在、IAEAからの連絡にも応じていない。
 IAEAの事故・緊急時対応センターは6月13日以降、イラン側と継続的に連絡を取り合っていたが、情報共有は途絶えてしまっているという。
 これまでイランは、IAEAによる1日平均1回以上の査察を受け入れ、核開発活動を巡り米国と5回の交渉も行っていたが、一方的に宣戦布告もなくイスラエル軍がイラン国内の施設等を空爆したことでこうした査察状況が一変させてしまった。
 米国のトランプ大統領はこれまで何度も、12日間にわたる空爆によってイランの核施設は「完全に破壊された」と破壊の事実確認すら出来ないままで発言し成果を誇張してしまっている。 
 ただ、IAEAのグロッシ事務局長はCBSニュースに対し、ナタンズやフォルドゥの施設が一部損傷を受けたものの、ウラン濃縮活動は「数カ月以内」に再開可能だと語った。
 これまでのところ、イランには理論上核弾頭10発分に相当する、409キログラムの高濃縮ウランが存在するとされている。
 大型スキューバ用タンクほどのサイズのシリンダー16本に分けて保管可能な核容器に入れて運搬することも容易であり、核施設をバンカーバスタで攻撃して地下深くに埋めてしまったといた主張をされれば、掘り起こして存在の有無を誰が確認するのかといった問題もある。
 また、施設外に運び出すのも容易なため、その所在を確認することは不可能にしてしまっている。
 核物質の所在すら把握できないような攻撃はそもそも汚職にまみれたネタニアフ政権の延命目的そのものでしかないという見方が強まっている。
 未申告の場所へ移送された可能性も排除できないが、トランプの主張を使えば地下に埋まったままだということになりかねないだろう。
 勝手に掘って確認する許可をイランが出せばIAEAが資金を出して確認するのだろうか?
   
   
posted by manekineco at 15:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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