米国債は大幅上昇

　米国債相場は大幅上昇（利回り低下）した。

　短期債の利回りは2023年終盤以来の大幅低下となった。
　米国経済統計で７月の雇用統計が弱い内容となったことを受けて９月利下げ観測が強まった。

　また、クーグラーＦＲＢ理事が任期満了前に辞任すると伝わった後に、利回りは一段と低下した。

　２年債利回りは一時29ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）低下の3.665％となった。

　短期金融市場では、年内２回の利下げが完全に織り込まれた。
　９月会合での利下げ確率は90％。雇用統計の発表前は40％未満だった。