リッチ・バートン（Rich Barton）インターネット起業家で2006年に共同設立したZillow Groupの共同会長

リチャード・バートン（Richard Barton）

　　　1967年6月2日生まれ

　米国のインターネット起業家で2006年に共同設立した

　　　Zillow Group

の共同会長であり、2期にわたって最高経営責任者（CEO）を務めた。

　バートンは、マイクロソフトからスピンオフしたオンライン旅行会社

　　　Expedia, Inc.

や不動産インターネット会社

　　　Zillow

そして求人検索エンジン兼キャリアコミュニティの

　　　Glassdoor

を創業した。

　また、オンライン旅行写真共有ウェブサイト兼アプリ

　　　Trover

も創業し、同社は2016年にExpediaに買収された。

　また、Benchmarkのベンチャーパートナーでもあり

　　　Netflix

　　　Avvo

　　　Nextdoor

　　　Artsy

の取締役も務めている。

　また、スタンフォード大学の評議員も務めている。

　2002年には、MIT Technology Review誌の35歳未満のトップ10イノベーターに選出された。

　2012年4月、彼はバラク・オバマ大統領の大陸起業家精神大使に任命された。
　バートンは、教師と機械エンジニアの息子としてコネチカット州ニューカナーンで育った。

　彼は1989年にスタンフォード大学で工学の学位を取得した。

　アライアンス・コンサルティング・グループに勤務した後、1991年に

　　　マイクロソフト

でMS-DOS 5.0のプロダクトマネージャーとして働き始めた。

　バートンの先祖である

　　　ジョン・バートン

と息子のホレスは、1999年にサウスダコタ州テニス殿堂入りを果たしている。

　バートンは1994年にマイクロソフト社内でExpediaを設立した。

　1994年、マイクロソフトはCD-ROMで旅行ガイドブックを作成する計画を立てていた。

　当時のテキストベースのインターネットサービスに精通していたバートンは、在宅勤務の旅行代理店向けに設計されたProdigyベースのオンラインサービスに出会った。

　彼はオンライン旅行予約サービスのアイデアを

　　　ビル・ゲイツ

　　　スティーブ・バルマー

　　　ネイサン・ミアボルド

に売り込んだ。

　ゲイツ、バルマー、ミアボルドはバートンにプロジェクトを進める許可を与えた。

　プロジェクトは1996年にエクスペディアとしてウェブ上でデビューした。

　バートンはエクスペディアの1999年の株式公開までCEOを務め、同社が36億ドルで買収された後の2003年までその職に留まった。
イタリアで1年間ビジネス界から離れた後、バートンは2004年にシアトルに戻った。

　同じくエクスペディアとマイクロソフト出身の

　　　ロイド・フリンク

と共にZillowの立ち上げに着手した。

　バートンとフリンクは、設立前に会社について多くを明かしていない。

　2020年2月、Zillowの好業績を報告した後、バートンはフォーブス誌によると億万長者になった。

　彼はZillowの創業から2010年までCEOを務めた。

　2019年にCEOに復帰し、2024年8月に共同会長に就任した。