2025年12月11日

タイで空前の金ブームが続いており、貴金属最大手が国家歳出上回る売り上げ見込む

 金相場の高騰と個人向け販売の急増により、タイ最大の貴金属取引企業である
   フアセンヘンฮั้ว. เซ่ง. เฮง
のタナラット・パサウォンセ最高経営責任者(CEO)は同社の今年の売上高が、過去最高の
   5兆バーツ(約24兆5300億円)
に達する見通しにあると明らかにした。
 タイ政府の2026年度歳出計画の規模である約
   3兆8000億バーツ
を上回る金額で、タイでは低金利と株価低迷が続く中、
   資産保全の手段
として貴金属を選好する住民がいかに多いかを物語っており、前のめりに金が買われているようだ。
 タナラット氏(50)は、1950年にバンコクのチャイナタウン中心部で創業した一族の三代目で、地政学的リスクの高まりや米関税政策を背景としたタイ経済の先行き不透明感も、多くのタイ国民が金投資に動く要因になっていると続けた。 
 タナラット氏は、「タイ人には、お金が貯まれば金を買うという考え方が子どものころから根付いている。過去10年間、金のリターンは年10%ほどだったが、昨年は70%に跳ね上がり、人々は殺到した。純粋に乗り遅れたくないという心理だった」と語った。
 金はタイの伝統的な貯蓄手段だが、需要の急激な伸びは、経済の不確実性が高まる中で家計資産の中核となりつつあることを浮き彫りにしている。タイ株はマイナスのリターンを記録し、金利は過去最低水準の付近にある。こうした中、金は個人投資家にとって数少ない魅力的な投資対象となっている。
 急増する金取引が不正な資金の流れの隠蔽に使われる可能性や、
   バーツ相場の変動
に影響を与える恐れがあるため金ブームはここ数カ月、規制当局の監視強化を招いている。
 政府は透明性向上のため
   新たな規則
を近く導入する方針だが、業者にとってはコンプライアンスコストが増大する。
 タイ中央銀行によると、金取引の10−20%がバーツ相場の動きと連動する日もある。
 情報開示を義務づける新規則がバーツ高を抑制するかは不明。
 チャヤワディー総裁補は「金とバーツの値動きの関連性の根本原因を評価し分析する」ために収集データを活用すると述べた。
  
 
ひとこと
 タイはもともとクーデターが起きやすく、政情不安が多い国では現地通貨よりも、国際的な信用が担保できる金の購入にお金が貯まれば振り向ける傾向があるのだろう。
 こうした措置はアラブやインド、中国ででも同じだろう。
   
     
posted by manekineco at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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