2026年01月31日

カナコード・ジェニュイティ(Canaccord Genuity) カナダを拠点とする独立系総合金融サービス会社

カナコード・ジェニュイティ(Canaccord Genuity  Group Inc.)
 ウェルスマネジメントとキャピタルマーケットにおける証券会社であり、カナダ最大級の独立系投資ディーラーの一つでとして知られる。
 成長企業に特化し、10カ国で事業を展開している。
 国際資本市場部門のCanaccord Genuityはカナダに拠点を置き、米国、英国、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアにオフィスを構えている。
 Canaccord Genuityは、企業、政府機関、プライベートエクイティの顧客に対し、M&A、コーポレートファイナンス、リストラクチャリング、デットアドバイザリー、戦略アドバイスを提供している。
 業務分野は、航空宇宙・防衛、農業、クリーンテクノロジー・サステナビリティ、消費財・小売、エネルギー、金融、ヘルスケア・ライフサイエンス、インフラ、レジャー、メディア・通信、金属・鉱業、不動産・ホスピタリティ、テクノロジー、運輸、プライベートエクイティなど多岐にわたる。
   
 収益 15億カナダドル(2024年)
 純利益 3,000万カナダドル(2024年)
 運用資産残高 1,039億カナダドル(2024年)
 総資産 61億カナダドル(2024年)
 総資本 10億カナダドル(2024年)
 従業員数 2,798名(2024年)
 
◯部門
 ・ウェルスマネジメント業務
 ・グローバル・キャピタル・マーケッツ業務 

 1950年に西カナダのベンチャーキャピタル会社として
   Hemsworth, Turton & Co.
が設立され小規模な地域ブローカーディーラーとして活動した。
 1968年、アルフレッド(テッド)・タートン(Alfred (Ted) Turton)が経営権を取得し、社名を
   ヘムズワース・タートン&カンパニー
         (Hemsworth, Turton & Co. Ltd.)
に変更した。
 同年、ピーター・ブラウン(Peter Brown)が入社。
 1972にカナリム・インベストメント・コーポレーション(Canarim Investment Corporation)と改称された。
 カナリムは
   ピーター・ブラウン
   テッド・タートン
のリーダーシップの下、鉱業、石油・ガス、工業セクターにおける地域有数の投資ディーラーとなり、幅広い個人顧客を獲得した。
 1989年、カナリムは、機関投資家向けおよびリサーチ業務と欧州事業で知られる
   ローウェン・オンダーチェ・マカッチョン社
    ( Loewen, Ondaatje, McCutcheon Inc.  “LOM”))
との戦略的提携を模索した。
 1989年、カナリムはLOMとの事業統合を行い、
   LOMウェスタン・セキュリティーズ社
      (L.O.M. Western Securities Ltd.)
に社名変更した。
 1992年、LOM Western が従業員および経営陣のグループに買収され、
   Canaccord Capital Corporation
に改名された。
 1993年、カナコードは、カナダ全土の6支店に290名のアドバイザーを含む400名の従業員を擁している。
 同社は、取引ベースのビジネスから統合型フルサービスの金融サービス企業へと進化するための積極的な成長戦略を開始した。
 2000年、カナコードは、カナダの独立系証券会社 6 社のほか、英国ロンドンの証券会社 1 社、フランスのパリの証券会社 1 社を含む、一連の重要な合併および買収を完了した。
 2003年顧客数、従業員数、拠点数、取引量で測ると、Canaccord の規模は 1993 年以来 3 倍に拡大した。
 2004年6月30日、カナコードはトロント証券取引所に上場し、IPO価格は10.25ドル、推定評価額は7,000万ドルであった。
 IPOで7,000万カナダドルを調達し、ティッカーシンボルはCCIである。
 2006年、カナコード・キャピタルはボストンに拠点を置く証券会社
   アダムズ・ハークネス・アンド・ヒル・ファイナンシャル・グループ
          ( Adams, Harkness & Hill Financial Group Inc.
を買収した。
 同社のグローバル・キャピタル・マーケット部門は、
   カナコード・アダムズ(Canaccord Adams
にブランド変更された。
 2009年、カナコード・キャピタルはカナコード・ファイナンシャルに社名変更された。
 カナコード・ファイナンシャルは2010年に
   ジェニュイティ・キャピタル・マーケッツ
を現金と株式による約2億8,600万ドルの取引で買収した。
 ジェニュイティ・キャピタル・マーケッツは2005年に設立され、カナダと米国にオフィスを構え、従業員数は135名であった。
 2012年、カナコード・ファイナンシャルは
   コリンズ・スチュワート・ホークポイント
を4億ドルで買収した。
 また、「リサーチ、トレーディング、ウェルスマネジメント業務を提供する独立系金融アドバイザリー会社」を買収した。
 2012年、カナコード・ファイナンシャルはロンドンを拠点とする個人投資家向けウェルスマネジメント会社である
   エデン・ファイナンシャル
を買収した。
 2013年、カナコード・ファイナンシャルはグローバル・ウェルスマネジメント部門を
   カナコード・ジェニュイティ・ウェルス・マネジメント
に改称した。
 翌年には
   ハーグリーブ・ヘイル社
を買収した。
 2019年には
   ペツキー・プルニエ社
   パターソンズ・セキュリティーズ社
を買収した。
 2021年、カナコード・ジェニュイティは
   ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド
からアダム・アンド・カンパニーの投資運用事業を9,490万ドルで買収した。
 2021年、カナコード・ジェニュイティは、ニューヨーク市に拠点を置き、消費者および小売に特化したブティック型投資銀行である
   サワヤ・パートナーズ
を買収した。
 2022年には、
   パンター・サウスオール・ウェルス・リミテッド
を買収した。
◯事業部門
・カナコード・ジェニュイティ
   ウェルスマネジメント部門
   グローバル・キャピタル・マーケット部門
 の2つの事業部門を有し、法人および機関投資家にサービスを提供している。
・カナコード・ジェニュイティ・ウェルス・マネジメントの顧客資産総額は、2023年3月31日現在、カナダ、英国および欧州、オーストラリアで962億ドルに達している。
 2016年4月、カナコード・ジェニュイティ・ウェルス・マネジメントは、
   クレディ・スイス・アセット・マネジメント(CSAM)
との戦略的提携を発表した。
◯取引実績
 主な取引としては、
   Amaya Gaming Group
によるPokerStarsとFull Tilt Pokerの49億ドルの買収
   Yamana Gold
によるAgnico Eagleとの
   Osisko Mining
の39億ドルの共同買収
 Primaris REITの敵対的防衛
とH&R REITとKingSett Capital主導のコンソーシアムへの50億ドルの売却
   ViterraのGlencore
への61億ドルの売却
 Daylight Energyの
   中国石油化工集団(China Petrochemical Corp.)
の傘下にある
   Sinopec
への22億ドルのクロスボーダー売却などがある。
 また、2014年には
   GLENTEL
のBell Canadaへの6億7,000万ドルの売却や
   Canada Goose
のBain Capitalへの売却において助言を行った。
 2012年には、Extorre Gold Minesの
   Yamana Gold
への4億400万ドルの売却]において助言を行った。
 2013年、カナコード・ジェニュイティのチームは、
   シュローダー
   スレッドニードル・インベストメンツ
を含む大手投資家のコンソーシアムを結成した。
 その後、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)の316の銀行支店に対する買収提案に参加した。
 アポロ・マネジメントとJCフラワーズという2つのバイアウト会社も共同で提案を提出した。
 2011年には、バークレイズ・プライベート・エクイティとLBOフランスから
   ゼネラル・エレクトリック
へのコンバーチーム32億ドルでの売却のアドバイザーを務めた。
 GEパワーコンバージョン事業を拡大した。
 同年、カナコード・ジェニュイティは、当時の英国の商業用不動産および融資市場の状況が低迷していたにもかかわらず、約13億ポンドの英国の商業用不動産ローンブックをカリフォルニアに拠点を置く
   ケネディ・ウィルソン
と機関投資家パートナーに額面価格の80%を超える約10億7000万ポンドで売却するにあたり、
   アイルランド銀行
のアドバイザーを務めた。
 2025年、Canaccordは、アメリカのプライベートエクイティ会社GTCRによる32億カナダドルでの
   デンタルコープ
の買収について助言を行った。
 事業再編に関しては、Canaccord Genuityは2012年に
   Yellow Media
の27億カナダドルの債務再資本化について助言を行った。
◯リーダーシップ
 2024年6月からCEO兼会長を
   Dan Daviau
が務めている。

   
posted by manekineco at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | よもやまばなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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