2026年06月04日

ECBラガルド総裁、中銀の独立性に対する政治的脅威に懸念示す

 欧州中央銀行(ECB)の
   クリスティーヌ・ラガルド総裁
は28日、カンボジア・プノンペンでの会議で演説し、各国政府が中央銀行への統制を強めようとする可能性があると警告し、1800年にフランス中銀を創設し、その後、国家の要求が高まるにつれ自ら与えた独立性を徐々に取り返したフランス皇帝ナポレオンを引き合いに出し、「まさにこうした誘惑が、今後の時代にはさらに強まる可能性が高い」と述べた。
 世界秩序が一段と困難になる中では中央銀行の独立性維持がこれまで以上に重要になると強調した。
 フランス出身のラガルド氏は、「状況が厳しさを増す世界では、課題は単に法的独立性を維持することではなく、それを行使するために必要な信認を維持することにある」と呼びかけた。
 また、「歴史の教訓は明白だ。信頼を築くには時間がかかるが、失うのは一瞬だ」と続けた。
 世界各地で政策当局者への政治的圧力が高まる中、中央銀行の独立性への脅威を巡る懸念が強まっている。
 米国では、トランプ大統領が
  米連邦準備制度理事会(FRB)
に利下げを求める圧力をかけ、トランプ氏が意のままに動く
   ウォーシュ議長
を指名して、パウエル前議長の後任に就任した。 
 ただ、トランプがイスラエルとの謀議で始めたイラン戦争によって米国ではエネルギーコストが高騰させてしまいインフレ圧力も高まっている。
 もともと、ECBの独立性は欧州連合(EU)条約に明記されているものの、一部当局者は政治介入によって、
   物価安定という使命
を果たす能力が弱まる可能性を懸念している。
 シュナーベル理事は5月、中銀の独立性に対する財政支配や金融支配を通じた「静かな浸食」のリスクを警告した。
 ラガルド氏は、過去10年間で、世界の国内総生産(GDP)の75%を占める国々の中央銀行のほぼ半数で「事実上の独立性」が低下したとしている。
 また、供給ショックがより頻繁に発生し、財政圧力が高まり、公的機関への信頼が低下する中で、政策当局を取り巻く環境は一段と厳しさを増しているとの見方を示した。
 こうした変化の中で、ラガルド氏は「行動によって築かれる」信認が決定的に重要になると訴えた。
 同氏は6月10−11日のECB政策委員会会合で、利上げを主導すると予想されている。
 ラガルド氏は中央銀行の独立性を維持するには、@明確な使命、A市民との直接的なコミュニケーション、B金融政策の裁量余地の維持が条件になると語った。
 同氏は「その裁量余地は何よりもまず財政規律に依存している。
 財政運営が持続不可能になれば、法的枠組みだけでは中央銀行の独立性を守ることはできない」と述べた。
   
   
ひとこと
 中央銀行の政府からの独立の必要性はあるが、金融機関の暴走を許すものではない。
 日本銀行のように日本経済の拡大や日本国民の資産価値の向上などが欠落し、国際資本の意のままに金融政策を弄ぶのでは話にもならない金融制度の番人では問題だ。
 
    
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ビットコインの世界最大級の保有企業が従来の方針を転換して売却

 暗号資産(仮想通貨)に積極投資する米ストラテジーが、ビットコイン
   約250万ドル(約4億円)相当
を売却した。
 数週間前に共同創業者兼会長の
   マイケル・セイラー氏
は売却に含みを持たせていたが、実際に売却したことで、法人として世界最大級のビットコイン保有企業が最大限の保有を継続するとしていた長年の方針を転換させたことになる。
 ストラテジーのビットコイン売却は、同社が「デジタル資産トレジャリー(DAT)」と呼ばれる事業モデルに転換した2022年後半以降で初めての動きだ。
 当時は税制優遇措置を受けるため、約1180万ドル相当のビットコインを売却していた。
 セイラー氏は5月に行った1-3月(第1四半期)決算報告で、ビットコインを売却する可能性を示唆していた。
 セイラー氏は長らく、ビットコインを売却する理由はほとんどないと主張してきた。
 その結果、ストラテジーは市場で最大級かつ最も安定したビットコインの需要源であり続けた。
 アナリストによると、今年に入ってからのストラテジーによる
   ビットコイン購入量
は、世界のマイニングネットワークによって新たに採掘された量を上回り、企業やETF関連の買越額の大半を占めていた。
 同社はこれまで株主に対し、保有するビットコインを売却しないと繰り返し説明していただけに、同氏の発言は注目を集めていた。
 ストラテジーの売却が公表された後、ビットコインは一時4%を超える下げとなり、7万1000ドルを割り込んだ。
 同社株価は一時9.3%安と急落しており、過去1年間では約60%下落している。

  
ひとこと
 利益確保のため価格の底値を支えることができなくなったという見方もあるだろう。
 価格維持のため供給量を上回った需要を作り出していたのだろうが、人気離散になればチキンレースの最終段階で、逃げ遅れればお終いだろう。
     
   
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ルビオ国務長官「対イラン作戦は極めて成功」と成果を誇張し、議会公聴会でで激しい応酬が繰り広げられた。

 ルビオ米国務長官は2日の米国議会の公聴会で、米国のトランプ大統領が始めた
   対イラン戦争
を擁護した。
 また、アフリカで
   エボラ出血熱
の感染拡大が深刻化する中、トランプ政権の世界保健戦略についても正当性を訴えた。
 ただ、この公聴会では民主党議員との激しい応酬の場となった。
 ルビオ国務長官は米軍がイランの
   ミサイルおよび無人機(ドローン)
の能力の大部分を破壊したと説明した。
 一方で、ドローンは製造が容易なため、イランが依然として多数を保有していることを認めた。
 また、イランがホルムズ海峡の広範囲に機雷を敷設したとも指摘した。
 イランは米国による対イラン軍事作戦
   オペレーション・エピック・フューリー(壮絶な怒り)
の開始以降、同海峡を事実上封鎖しており、世界のエネルギー価格は急騰している。
 ルビオ氏は、トランプ政権入りする前に自身も所属していた
   上院外交委員会
で証言し、「エピック・フューリー作戦については反対した人もいれば、賛成した人もいた。
 しかし、軍事目標の達成という点では極めて成功した。
 イランの防衛産業基盤は大幅に弱体化している」と続けた。
 共和党議員が対イラン軍事作戦やルビオ長官の指導力を称賛する一方、民主党議員は政権の外交トップである同氏を厳しく追及した。
 民主党のバンホーレン議員(メリーランド州選出)はルビオ長官に対し、イスラエルの
   ネタニヤフ首相
は、対イラン戦争に加わるほど(トランプという)
   「愚かで無謀な」米大統領
が現れるのを40年間待ち続けていたと批判した。
 さらに、「トランプ政権の
   外交政策は完全に混乱
している」と述べた。
 イランについてルビオ氏は、イランが
   核兵器開発の追求
を完全に放棄することや、
   保有する高濃縮ウランの扱い
を巡り、米国と今後数日以内に合意に達する可能性があるとの見方を示した。
 議員らはまた、台湾向けの
   140億ドル(約2兆2400億円)規模の武器売却計画
が停滞している問題についても質問した。
 この計画についてトランプ大統領は、中国の習近平国家主席との首脳会談後、「交渉材料」と位置付けていた。
 ルビオ氏は、台湾政策に変更はないとした上で、議会の承認がされた武器売却計画については
   引き続き検討中
だと述べた。
 ルビオ氏は、アフリカで深刻化するエボラ出血熱流行への米国の対応についても追及された。
 米国際開発局(USAID)の解体や世界保健機関(WHO)からの脱退が感染拡大への対応を損ねているとの批判が上がっている。
   
   
ひとこと
 胡散臭いトランプが大統領になったことが問題の始まりだろう。
 劇場型政治家の影響を受けやすい劇場型でメンタル面に問題が多い米国民の体質が影響したのだろう。
   
   
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2026年06月03日

S. H. H.クラーク(S. H. H. Clark)ユニオン・パシフィック鉄道とミズーリ・パシフィック鉄道の社長として知られる。

サイラス・ヘンリー・ハリソン・クラーク(Silas Henry Harrison Clark)
   1836年10月17日 - 1900年6月1日
 アメリカ合衆国の鉄道経営者でした。クラークは、1890年代に
   ユニオン・パシフィック鉄道
   ミズーリ・パシフィック鉄道
の社長を務めたことで最もよく知られている。
 サイラス・H・H・クラークは、1836年にニュージャージー州モリスタウンで、
   サイラス・コンディクト・クラーク
   ナンシー・アイアンソン・クラーク
の間に生まれた。
 クラークは、
   ニュージャージー・セントラル鉄道
の車掌として鉄道業界でのキャリアをスタートさせた。
 1867年にユニオン・パシフィック鉄道に移籍し、昇進を重ねた。
 最終的には総支配人に就任した。
 彼は、同鉄道を支配していた裕福な金融家ジェイ・グールドの代理として働いていた。
 クラークはこの職を1884年夏に辞任するまで務めた。
 1886年11月、クラークはグールドが経営する
   ミズーリ・パシフィック鉄道
の第一副社長兼総支配人に任命された[た。
 彼は1893年3月までその職を務めた。
 また、1890年12月には
   ユニオン・パシフィック鉄道
の総支配人にも任命され、1893年2月1日までこの兼任職を務めた。
 1892年4月27日、クラークは死去した
   シドニー・ディロン
の後任としてユニオン・パシフィック鉄道の社長に就任した。
 彼は1893年3月27日にこの職を辞し、ミズーリ・パシフィック鉄道の社長に就任した。
 ユニオン・パシフィック鉄道は1893年に財政難に陥り、管財人の管理下に置かれた。
 1893年10月13日、クラークは管財人の一人に任命された。
 クラークはミズーリ・パシフィック鉄道の社長を辞任し、ユニオン・パシフィック鉄道の経営に専念した。
 1890年代後半、クラークの健康状態は悪化し始めた。
 彼は1900年6月1日、ノースカロライナ州アッシュビルの自宅で死去した。
 遺体は鉄道でネブラスカ州オマハに移送され、埋葬された。

    
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全米先物協会(National Futures Association NFA) 1982年に設立された米国デリバティブ業界の自主規制機関(SRO)

全米先物協会(National Futures Association NFA)は、1982年に設立された米国デリバティブ業界の自主規制機関(SRO)で
   取引所取引先物
   小売店頭外国為替(FX)
   店頭デリバティブ(スワップ)
を含む組織で、シカゴに本部を置き、ニューヨーク市にも事務所を構えている非営利の独立規制機関である。
 NFAは市場運営を行わず、業界団体でもない。
 NFAの運営資金は会員費と賦課金によって賄われており、多くの市場参加者にとって会員資格は必須である。
 NFAは1981年9月に
   商品先物取引委員会(CFTC)
によって設立され、1982年に規制業務を開始した。
 NFAの主な責務は、デリバティブ業界で事業を行おうとする企業や個人の登録、同業界における取引の監視、規則およびベストプラクティスの策定、規則を遵守しない会員に対する懲戒処分、会員教育(ワークショップ、ウェビナー、カンファレンスなど)、会員と顧客間の紛争の仲裁、投資家教育および保護の提供などである。
 NFAの主要な機能の一つは、すべての会員、加入者、投資家、および規制当局に最新情報を提供することである。
 NFAニュースセクション[5]では、NFAの執行措置、プレスリリース、会員向け通知、規則改正案、証言などに関する情報へのリンクを提供している。
 NFAは理事会によって運営されており、理事会は年4回開催される。
 NFA理事会はまた、NFA委員会の委員を選任している。

   
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米中央軍が中東各地へのミサイル攻撃など受け イランの島に「自衛のための」攻撃、今後一段と強力な報復攻撃をイランが警告

 米国中央軍は2日、米軍がイランの
   ゲシュム島
に対してイランによる「中東各地への攻撃の試み」に対抗し「自衛のための」攻撃を実施したことを明らかにした。
 なお、米軍は3月にもイランのケシュム島の海水淡水化施設を攻撃しており、約30の村で飲料水の供給に支障が出ている。
 中央軍はX(旧ツイッター)でイランは近隣諸国に向けて複数の弾道ミサイルを発射したものの、いずれも意図した目標に命中しなかった。
 クウェートへ発射されたイランのミサイル2発は射程不足で落下、もしくは飛行中に分解した。
 また、バーレーンに向けて発射された3発は米軍とバーレーンの防空部隊によって直ちに迎撃されたと説明した。
 中央軍によると、米軍はゲシュム島にあるイラン軍の地上統制施設を攻撃したが米軍要員に被害はなかった。
 一方、イランの
   イスラム革命防衛隊(IRGC)
はクウェートに対する攻撃について、米軍によるゲシュム島への「厚顔無恥なあからさまな侵略」に対抗した措置だと説明した。
 クウェートに向けて弾道ミサイル少なくとも10発を発射したと主張した。
 さらに、今回の攻撃は「初期対応」に過ぎず、今後一段と強力な報復攻撃を行うと警告した。
   
   
ひとこと
 戦術としての攻撃だが、軍事施設でもないような施設の攻撃を繰り返しており、協議が破綻して戦域が拡大する可能性もある。
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議会襲撃事件の首謀者らに対する「武器化」基金棚上げでもトランプ氏の税務調査「永久」免除は維持?

 トランプ米政権が司法省に新設する18億ドル(約2870億円)規模の
   「政府武器化」被害者補償基金
は、メディアにより情報が広く流れたことから米国民の反発が広がっており、この計画自体が保留された一方、トランプ氏とその事業に対する
   税務調査を禁じる合意
は維持されていることが、この事情に詳しい関係者が匿名を条件にメディアの取材で明らかにした。
 一方で、トランプ氏による
   米内国歳入庁(IRS)訴訟
での和解では、同氏やその家族、関連企業に対する
   税務調査
   税関連の捜査
を禁じることでも合意が成立した。
 これに関する条項は、基金計画の保留による影響を受けないと、関係者は機密性の高い内容であることを理由に、匿名で話した。
 トランプ氏の弁護団は「IRSでは
   政治的動機
を持つ職員が、トランプ大統領やその家族、事業に関する
   私的かつ機密性の高い情報
を、報道機関に不正に漏えいすることが許されてきた」との声明を発表した。
 「トランプ大統領は引き続き、米国と米国民に害を与えた者に責任を負わせる」と続けた。
 トランプ氏は長年敵視してきたIRSとの係争で、先月、大きな法的勝利を収めた。
 司法省はIRSに対し、同氏の
   納税申告
を巡る「既知および未知の」あらゆる調査を継続することを禁じた。
 これにより、同氏に対する「あらゆる請求」や損害賠償請求の追及は「永久に禁止」されることになった。
 トランプ氏に対する
   税務調査の免除措置
に対し、一部の共和党上院議員らからも厳しい批判が寄せられた。
 この条項についても、政府に撤回を求める声が上がった。
 カーティス上院議員(共和党 ユタ州選出)は税務調査免除こそが「問題の一部だ」と指摘し「私はこれを完全に葬り去りたい」と続けた。
 ティリス上院議員(共和党 ノースカロライナ州選出)も、この税務調査免除条項が深刻な問題だと明かしている。
 ティリス議員は連邦議会議事堂で記者団に対し、「この1年半で純資産がほぼ倍増したトランプ一族が問題なのだ」と批判した上で、「彼らが、私やあなた方全員と同じ扱いを受けずに済んでよいのか」と問いかけた。
   
   
ひとこと
 米国の富裕層からも批判が広がる動きがあり、トランプ独裁政治における権力の私物化が問題として浮上し、議会公聴会の動きがでてくる可能性もあるが、政治問題を避ける思惑が働き、早くても中間選挙以降になるだろう。
 
    
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ダニエル・ヘイル(Daniel Hale)ドローン戦争に関する機密情報を報道機関に漏洩した元国家安全保障局(NSA)情報分析官

ダニエル・エヴェレット・ヘイル(Daniel Everette Hale)
   1987年8月1日生ま
 ドローン戦争に関する機密情報を報道機関に漏洩した元国家安全保障局(NSA)情報分析官で、米国の内部告発者である。
 ヘイルは2009年から2013年まで米空軍に勤務した後、NSAに入局し、機密文書を
   The Intercept
に漏洩した。
 2021年、国家防衛情報の保持および漏洩の罪を認め、懲役45ヶ月の判決を受けた。
 イリノイ州マリオンの連邦刑務所に収監され、2024年7月5日に釈放された。
 ヘイルは2009年7月から2013年7月まで米国空軍に下士官として勤務した。
 2013年、ヘイルはアフガニスタン最大の米軍基地であるバグラム空軍基地の
   NSA(国家安全保障局)
   統合特殊作戦司令部
に配属され、暗殺標的の特定に携わった。
 2014年2月、空軍を退役し、
   国家地理空間情報局(NGA)
の契約職員となったヘイルは、機密文書17件をThe Interceptに漏洩した。
 これらの文書には、米国の
   殺害リスト
やドローン攻撃による
   民間人犠牲者の詳細
が記載され、立証されれば
   戦争犯罪に相当する行為
も含まれていた。
 文書で対象となった5ヶ月間において、米国の
   ドローン攻撃
で死亡した人々の約90%は、本来の標的ではなかった。
 Truthoutに掲載された記事の中で、
   マージョリー・コーン
は「民間人の傍観者は、反証がない限り『戦闘で死亡した敵』として分類されていた」と情報操作が行われていたと述べている。
 これらの文書は、2015年10月にThe Interceptが発表した一連の記事「ドローン・ペーパーズ」の基礎となった。
 ヘイルはまた、米国の
   テロリスト監視リスト
に関する機密解除されたガイドラインもリークした。
 米国の飛行禁止リストに名前が掲載された人々は、このガイドラインを利用してリストからの削除を申請することができた。
 2014年8月8日、FBIはバージニア州ロートンにあるヘイルの自宅を家宅捜索した。
 ヘイルはこれを自身の政治活動に対する報復だと述べている。
 2016年、彼はドキュメンタリー映画『ナショナル・バード』に出演し、良心の呵責とFBIの家宅捜索について語った。
 2019年、ヘイルは
   諜報情報の漏洩
   政府財産の窃盗
の罪で起訴された。
 彼はバージニア州東部地区の連邦地方裁判所で罪状認否を受けた。
 2021年3月、彼は国防情報の保持と伝達の罪を認めた。
 2021年7月27日、リアム・オグラディ連邦地方判事は、政府の秘密を漏洩する者を抑止する必要性を挙げた。
 1917年の
   スパイ法違反
でヘイルに45か月の懲役刑を言い渡した。
 オグラディはヘイルに「あなたは、ドローン計画で罪のない人々が殺されたことについて発言したことで起訴されているのではない」「あなたは、これらの文書を一切持ち出さなくても、内部告発者になれたはずだ」と言った。
 法廷で、ヘイルは文書を持ち出したことと、ドローン計画に参加中に
   罪のない人々の命を奪ったこと
に対する罰を受け入れると述べた。
 アメリカ独立戦争中に大陸軍のためにイギリス軍のスパイ行為で処刑された
の子孫であることを指摘し、ヘイルは先祖の最期の言葉とされる「祖国のために捧げられる命は、この一度きりしかない」という言葉を引用した。
 判決後、ヘイルはアレクサンドリア市刑務所からバージニア州ノーザンネック地域刑務所に移送され、今後の処分を待つことになった。
 2021年8月、イルハン・オマル下院議員(ミネソタ州選出、民主党)は
   バイデン大統領
に書簡を送り、ヘイルの全面的な恩赦または減刑を求めた。
 2021年10月初旬、ヘイルはイリノイ州マリオンにある連邦刑務所の通信管理ユニットに移送された。
 2021年8月、ヘイル氏は
   退役CIA職員グループ
から、情報活動における誠実さを称える
   サム・アダムズ賞
を授与された。
 受賞理由は「真実を語ったために投獄されるという大きな個人的犠牲を払いながら、極めて重要な公共奉仕を行った」ことであった。
 オーストラリアの慈善団体「ブループリント・フォー・フリー・スピーチ」は、2021年12月にヘイル氏に国際賞を授与した。
 同団体は授賞理由の中で、ヘイル氏の行動は「オバマ政権のドローン政策に関する透明性を高め、国民に対する継続的な説明責任を求める声を強めた」と述べている。
 2024年10月、ヘイル氏は
   ペンタゴン・ペーパーズ
の内部告発者
   ダニエル・エルズバーグ氏
にちなんで名付けられた、第1回エルズバーグ内部告発者賞を受賞した。
 エルズバーグ氏は亡くなる直前、ヘイル氏を初代受賞者にしたいと希望していた。
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トランプ氏がイスラエル抑制に四苦八苦するなか、イランとの合意へ楽観的な姿勢を変えず。

 トランプ米大統領は2日、イランがイスラエルによる
   レバノン攻撃激化
を理由に
   協議停止
を示唆した後も、米国との協議が停止されたとするイラン国営メディアの報道を否定したうえ、両国は「継続的に」協議を続けており、「きょうも」対話していると述べ、米国とイランが近く
   暫定和平合意
に達するとの見方を崩していない。
 1日夜にはABCニュースに対し、ホルムズ海峡再開に向けたイランとの覚書について、「おそらく来週中の話になるだろう」と述べていた。
 これとは別に、イランとの協議は「急速なペースで」続いているとも語った。
 イランの政府系メヘル通信は2日、交渉チームに近い関係者の話として、イラン当局が米国へ送付する「最終文書」を協議していると報じた。
 ただ、送付時期については明らかにしていない。
 レバノンでは、イスラエルがイランの支援を受ける武装組織
   ヒズボラ
との戦闘を継続したままだ。
 レバノンへの攻撃を拡大しているイスラエルに反発し、イランは1日、ホルムズ海峡を通る海上交通への規制を強化する可能性や、紅海南端のバブ・エル・マンデブ海峡を封鎖し、イスラエルを攻撃する可能性にも言及した。
 原油価格と国債利回りは同日、急上昇した。
 米国との交渉でイランは、米国との覚書にレバノンでの停戦を盛り込むよう強く求めている。
 米国のアクシオスの報道によると、トランプ氏は1日にイスラエルのネタニヤフ首相に電話をかけ、罵声を浴びせたほか、「恩知らずだ」と非難したと伝えた。
 トランプ氏は、米国がテロ組織に指定しているヒズボラの関係者とも話をしたと明らかにした。
 トランプ氏によると、イスラエルとヒズボラは相互攻撃を停止することで合意し、イスラエル軍もベイルートへの攻撃を控える考えを示した。
 イスラエル軍は2日未明、レバノンから飛来した少なくとも3発の飛翔体を迎撃した。
 同日午前中には、イスラエル北部で空襲警報が鳴り響いた。
 原油価格は2日は落ち着き、北海ブレント原油先物は
   1バレル=94.90ドル前後
で取引された。
 多くのトレーダーは米国とイランが最終的に合意に達すると見込んでおり、原油価格は過去10日間では約8%下落した。
 米国とイランの合意が成立すれば、ホルムズ海峡を通過する原油タンカーは増加するとみられるが、エネルギー輸送が正常化するまでには数カ月かかる可能性が高い。
 まずは同海峡に設置されたとされる機雷を除去しなければならないが実際に機雷が敷設されているかどうかの確認が必要でもある。
 ルビオ米国務長官は2日、イランがホルムズ海峡の広い範囲に機雷を敷設していると主張しているがイラン戦争後に確認して除去したといった報道はない。
 イランがホルムズ海峡で
   船舶の自由航行
を認めるかどうかや、カタールなどに保管されている
   イラン資産
について、どのくらいの規模で凍結を解除するなど、レバノン問題以外にも重要な争点が残っていおり主要な協議事項だ。
 また、イランが保有する
   高濃縮ウラン
を、暫定合意の一環として米国や中国など第三国へ引き渡すことに同意するかどうかも不透明だ。
 米国は、イランが核兵器開発を目指している可能性を懸念しているが、イランはこの見方を一貫して否定しているものの、ウランを兵器級に近い水準まで濃縮してきた。
 ただ、核兵器を開発して保有していると周辺国では見られるイスラエルの核兵器に対して米国は放任したままで、監査や規制は行っていないなどイランとの対応の温度差は大きなままだ。
 こうした広範囲の協議は、覚書が正式にまとまった後に始まるとみられる。
 主な焦点は、米国が求める「イランがウラン濃縮活動を15年間停止すること」になりそうだ。
    
   
ひとこと
 イスラエルではネタニアフの権力基盤に大きな影響がある選挙の実施が近づいており、有事を維持して選挙を有利にしたい思惑があるのだろう。
 イランとの和平合意になれば、これまでに使用してきた莫大な兵器等の消耗に対するイスラエル国民の税負担が極限まで高まり、戦闘継続で懐が潤沢な兵器産業等における利権の恩恵を受け、汚職問題にイスラエル国民の関心が移る事態を避けたいため、モサド等が報告したハマスの奇襲攻撃を利用して有事を作り出し、焦土化作戦を実行してきたネタニアフの権力が失われ刑務所送りといった事態にもなりかねない。
 イスラエル国内のネタニアフに対する抗議デモがハマスの奇襲事件以前まで戻るかどうかに注目だろう。 
   
    
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移民摘発での連邦捜査官の目出し帽の使用は禁止、ニューヨーク州知事がトランプ政権と火花

 ニューヨーク州のホークル知事は29日、
   目出し帽の覆面
をした
   米移民・税関捜査局(ICE)職員
の州内での活動を禁止し、学校や教会など特定の場所で
   連邦機関の活動を制限する法案
に署名した。
 この新法はまた、警察官を
   移民法執行官
に任命できないよう、地元の法執行機関に連邦機関との協定締結を禁じるほか、ニューヨーク州の住民が
   権利侵害で連邦当局者を提訴できる制度
を設ける。
 この措置は、同州への捜査官増派を示唆しているトランプ政権との対立を激化させる。
 ホワイトハウスの国境担当責任者である
   トム・ホーマン氏
はこれまで、ニューヨーク州がICEとの協力を制限すれば、ICEは拘置施設内で対象者の身柄を確保することが難しくなる。
 代わりに市中でより
   大規模かつ目立つ摘発作戦
を実施せざるを得なくなると続けた。
 ホークル知事は29日、
   「覆面を着用した法執行機関は必要ない」
と述べ、「人々を威嚇し、脅す以外に覆面着用の理由はない」と切り捨てた。
 これに対し、国土安全保障省は地方自治体が連邦移民当局者の活動方法を指図することはできないと主張した。
 ニューヨーク州の制限には従わない方針を示した。
 同省は州内で最近行われた
   逮捕事例
を挙げ、その中には
   暴力犯罪
で有罪判決を受けた者も含まれていると指摘した。
 ホークル知事はこれまで、重大犯罪に関する連邦当局との協力と、より広範な移民法務執行への参加との間に一線を引こうとしている。
 同知事は「ニューヨークは犯罪者の聖域ではない」と宣言したうえ、「危険な犯罪が行われた場合には協力する。
 しかし住民から権利を奪う不法行為を実行することに加担するつもりはない」と続けた。
  
    
ひとこと
 権力の私物化が目立つトランプ大統領がそもそもの問題だろう。
 
    
posted by manekineco at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする